先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
勉強しなさいって言わないと本当に勉強しないのですがどうしたらいいのでしょう?自ら動くのを待つべきですか?
子どもが勉強をしていないと不安になってしまうのは、よくあることです。
ただ、相談者の方もおっしゃる通り、「勉強しなさい」と言い続けるのはあまりいいことではありません。
では、どうすれば子どもはやる気になるのか。今回は子どもを勉強させる方法について解説しました。
実践していただければやる気が出るので、成績も上がるはずです。
95%の子は自分の意思で勉強しない
基本的に、多くの子どもは自分の意思では勉強しません。勉強が好きで自分からするような子は、本当にごくわずかです。
学年トップの成績を取った子でさえ、勉強嫌いなことは珍しくありません。では、どうしたらやる気が出るのか。
子どもが勉強をするようになるには、先生や友達などによる動機付けが必要です。参考までに、小学校低学年ぐらいまでの子は「勉強しなさい」と言えばする子もいます。
親が怖かったり、親に認められたいと思っているからです。ただ、思春期になると、このやり方ではかえって勉強しなくなります。
子どもを勉強させる2ステップ
では、思春期の子どもを勉強させるにはどうすればいいでしょうか。
まず重要なのは、愛情バロメータをアップです。子どもが親のことを嫌いな状態では、まず話を聞いてくれません。
また、家庭が良い雰囲気になっていないと、勉強するエネルギーも出てこないです。子どもと他愛のない話ができる関係作りから始めましょう。
これができるようになったら、次に動機付けをしましょう。どうしたら子どものやる気が出るのか、子どもと話し合うことが重要です。
中学生の場合はちょっとしたごほうびをを用意したり、志望校が決まったりするとやる気が出ることが多いでしょう。
悲報:一度出たやる気はすぐになくなる
話し合って何とか子どものやる気を引き出したとしても、残念ながらやる気は継続しません。
たとえば、わからない問題が出てくると、やる気はなくなりがちです。そうならないために、わからなかった時の乗り越え方を事前に話し合っておきましょう。
また、集中力が切れると、やる気はなくなります。こまめな休憩をさせるなど、集中力が切れないようにサポートしましょう。
さらに、勉強の成果が出ない時にもやる気はなくなります。きちんと結果が出る効率のいい勉強をさせることも大切です。
本日のまとめ
勉強をしない子どもをそのまま放置していても、やる気は自然と湧いてきません。
まずは、子どもとの関係性を改善して、親が勉強の動機付けをするようにしましょう。
明日ですが、「反抗期がひどい子にやってはいけない対応」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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