24時間365日学習で成績は上がるのか?

勉強

本日のお話は、
成績を上げていくうえで、
非常に大事な考え方になります。

是非お子さんにも、
シェアしていただけると良いかと
思います。

道山が人生で一番怒ったお話

文化祭
高校3年生の時の話です。
私は文化祭の教室発表で、
リーダーをすることになりました。

 

私の学校は縦割りという制度で、
1年生と3年生がチームを組んで協力し、
教室を一つのイベント会場にする
という仕組みでした。

 

私のクラスの男子6名、女子4名、
1年生の男子7名、女子5名が、
チームとなって、企画から運営まで
する形です。

 

私たちは3年生です。
つまり4か月後には、
運命を決めるセンター試験があります。

 

だから文化祭の運営と並行して
勉強も頑張らないといけません。
寝る時間を削って勉強する感じです。

 

そんなある日一つの事件が起きました。
同じチームだった3年生の女子4名が、
1年生の女子5名に指示をした後、
図書室に行って勉強を始めたのです。

 

そして2時間後に戻ってきて、
「何この出来?もっとしっかりやってよ!」
と1年生を叱り始めたのです

 

1回だけならまだ良かったのですが、
その日から毎日同じような状態になりました。

 

自分たちは指示だけ出して受験勉強。
何もしていないのに文句ばかり言う
こういった状態になったのです。

 

そこで私はリーダーとして、
その女子5名に対してブチ切れました。
その結果その子たちは二度と
教室発表を手伝うことはなくなりました。

その女子5名のセンター試験の結果

センター試験
あなたに伝えたいのはこの後の話です。
その後センター試験がどうなったのか、
気になりませんか?

 

なんと、
教室発表と勉強を両立しながら頑張った
3年男子は全員第一志望の大学に合格!

 

教室発表をさぼり勉強していた
3年女子は1人を除いて全員第一志望に不合格
という状態になったのです。

 

神様って本当にみているんだな!
と初めて思った瞬間でした。

 

当時はただ感情的に、
怒りをぶつけるだけだったのですが、

 

今冷静に考えると、
なぜ3年女子の多くは受験に失敗したのか、
その理由がよくわかります。

人間は追い込まれるととんでもない集中力が出る

図書館
3年女子の子たちは、
文化祭の準備をさぼって、
勉強を頑張っていたわけです。

 

その結果どういう心境になるのかというと、
「みんなは文化祭の準備をしている」
「私たちはその間に勉強できる」
「時間的に有利だから絶対合格できる」

 

という余裕な心が生まれます。

 

一方私たち3年男子は、
「文化祭の準備で勉強時間がない」
「隙間時間で何とか勉強を頑張らないと」
「多少は睡眠を削ってでも頑張ろう」

 

という焦りを含んだやる気が生まれます。
その結果普段ではありえないような、
とんでもない集中力で勉強することが
できるようになるのです。

時間がなくても成績は上げられる

受験勉強
もしあなたが今、
部活や学校行事などを頑張っていて、
勉強する時間がないと思ったら、
それは一つのチャンスです。

 

勉強時間では、
部活をやっていない子に負けたとしても、
集中力で上回ることができるからです

 

逆にあなたが今、
勉強時間を増やしたいという気持ちで、
部活をやめようと思っているとしたら、
少しだけ考え直した方が良いです。

 

なぜなら相当な覚悟がない限り、
思った以上に成績が上がらないからです。
勉強量が増えても集中力が下がるためです。

 

成績を上げるために、
最初にやるべきことは、
勉強時間を増やすことです。

 

しっかり時間が増えたら、
次にやるべきことは、

 
  • 何かを削って勉強時間を増やす
  • 集中力を上げる
 

のどちらかです。
もし本気で部活や文化祭なども頑張りたいなら、
集中力を上げれば解決できることも多いですよ!

 

明日ですが、
「恋愛話をするレベルまで愛情バロメータが上昇した成果報告」
というお話します。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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