ここ最近、
「愛のムチ」という言葉が、
失われつつあります。
一昔前までは、
部活動で子どもを強くするために、
多少手を出したり暴言を吐いても、
そこに愛があれば許されました。
愛のある暴力や暴言のことを、
「愛のムチ」と言っていました。
しかし今の時代、
どれだけ愛があっても、
子どもに暴言や暴力を振るったら、
すぐに問題になります。
時代の流れなので、
これは仕方がないことです。
ただ最近見えないところで、
この反動が出てきています。
そこで本日は、
愛のムチがなくなった反動について
まとめたいと思います。
子育てにおける暴力や暴言は絶対にダメ
最初に大事なことをお伝えします。
私自身どれだけ部活を強くするため
であっても、暴力や暴言は、
絶対にダメだと思っています。
大人が暴力をふるうと、
子どもは「物事の解決策=暴力」
という認識になるからです。
何かトラブルが起きるたびに、
友達や先生にも手を出す子に、
なってしまうからです。
暴言も同じです。
「死ね」
「親の顔が見てみたいわ」
「お前って本当にクズだな」
こういった言葉を子どもに使うと、
その子の言葉遣いも悪くなります。
だから子育てにおける暴言や暴力は
100%良くないです。
反骨心のない子が増えてきている
暴力や暴言を使えなくなった今、
学校の先生や部活の顧問は、
子どもを丁寧に扱うようになりました。
その結果、
どうなったかというと、
反骨心のない子が増えてしまいました。
愛のムチを使うと、
その反動で子どもも暴力や暴言を
振るう子になってしまいます。
しかし、
「絶対に見返してやる」
「先生に俺を認めさせてやる」
という反骨心を持つこともできました。
その結果、
社会人になった後も、
仕事で他の人に負けない気持ちで
頑張る人が多かったです。
反骨心がない子が多い現在は、
- 叱られたらすぐに辞めてしまう
- 少しでも嫌なことがあるとすぐに欠勤
他人に暴力や暴言を振るう子が
少なくなったというメリットがある一方、
反骨心がなくすぐに心が折れてしまう子が
増えているというデメリットも出てきているのです。
暴力や暴言を使わず気持ちでぶつかる
ではどうしたらいいのでしょうか?
グレーゾーンの子育てを意識すると
良いと思います。
今まで行ってきた、
暴力や暴言を使った子育てが黒、
子どもを丁寧に扱いすぎる子育てが白
だとします。
多くの方が、
白か黒かで物事を判断してしまいます。
そうではなくその間を取ればよいのです。
例えば暴力を振るうのではなく、
スポーツで直接子どもとぶつかり、
「俺を倒すまでぶつかってこい」
という言葉を投げかけるのです。
手を出したら暴力です。
しかしスポーツで打ち負かすのは、
暴力ではありません。
また「お前は本当にくずだな」
という言葉を使ったら暴言です。
そうではなく、
「俺に勝てるまで何度もぶつかってこい」
という言葉に変えればよいのです。
実際に、
上手に子どもたちの力を伸ばす
顧問の先生はこれができています。
だから保護者からクレームが来ず、
子どもたちの反骨心も、
成長させることができるのです。
本日のまとめ
私たち人間は、
どうしても物事を白と黒で、
判断してしまいがちです。
※私はこれをオセロ子育てと呼んでいます。
>>オセロ子育てになっていませんか?
そうではなく、
グレーの子育てを意識しましょう。
実はこれこそが、
次世代の愛のムチなんだと思います。
明日ですが、
「バカな夫の頭を変える方法」
というお話をします。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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