子どもがスマホやゲームに依存して、昼夜逆転状態になっていると将来が不安ですよね。
でも、大丈夫です。親の対応を少し変えるだけで、依存を減らすことができます。
そこで今回は、スマホゲーム依存の原因や改善方法をお伝えしましょう。実際に、わずか2か月で1日13時間のゲームが半減した事例も紹介します。
子どもが上手にゲームと付き合うことができれば、親のイライラも減ります。子どもとの関係も良好になり、将来への不安もなくなるはずです。
スマホゲーム依存症の原因
子どもがスマホやゲームに依存する原因として、最も多いのは次の4つです。お子さんが該当するところがないか、一度チェックしてみましょう。
1つ目は「親子関係が悪いから」です。学校でのストレスを家庭で解消できず、スマホやゲームで解消しようとします。
2つ目は「自律性が養われていないから」です。こうなると、本人がゲームをやめたいと思っても、自ら制御できなくなります。
3つ目は「他にやりたいことがないから」です。何もやることがないと暇を持て余し、自然とスマホを手にしてしまいます。
4つ目は「ルール決めが間違っているから」です。親が一方的に決めたり、そもそも守るのが難しかったりするルールでは、効果がありません。
スマホゲーム依存症を解消する方法
スマホ依存を克服するには、大きく分けると3つのステップが必要になります。
はじめに「良好な親子関係を作ること」です。家庭が安心できる環境があれば、子どもはスマホに依存しなくても家庭で学校のストレスを発散することができます。
そのため過干渉をやめ、子どもの正しい要求をできる限り聞くようにしましょう。
次に「守れるルールを作り練習すること」です。自律性を育むため、押し付けではなく子どもが納得するルールを決めて、練習をしましょう。
最後に「勉強の動機づけをすること」です。スマホをやめられたとしても、やることがなければ勉強はできません。
そこで、心の底から行きたいと思える志望校を見つけたり、目標とごほうびをつくったりして、勉強するメリットを作ることが大切です。
実際に改善した成功例
吉川さんの事例をお伝えしましょう。高校1年生の吉川さんのお子さんは、平日は13時間、週末には18時間スマホを使っていたそうです。
生活リズムも昼夜逆転状態で、成績はクラス最下位。ルールも守れない状態でした。そんな中、公認心理師でフリースクールの校長でもある小井出先生と私で一緒に行ったスマホゲーム依存解決勉強会に参加されました。
お伝えしたことを実践したところ、昼夜逆転が改善。スマホの使用時間は、平日5〜8時間に半減されたそうです。
吉川さんが特に意識されたことは、「好きな料理やおやつを作った」「子どもの好きなものに興味を示した」「スマホのルールを作り直した」の3つです。
これらの結果、良好な親子関係ができ、子ども自身がルールを守りやすくなりました。その結果、自律性も養われたため、依存が解消したのです。
子どものスマホ依存で悩む場合、まずは親子関係を改善するところから始めましょう。
発達障害の子育て勉強会を開催します!
2025年2月9日(日曜日)に「発達障害の子育て勉強会」を開催します。
これまでに100名以上の発達障害や育てにくい特性を持つ子どもを支援してきた小井出博文先生とのコラボ勉強会で、オンライン形式で行います。この勉強会では、
- 15の質問でお子さんの特性を簡単に把握できる「発達障害診断テスト」
- こだわりが強いお子さんをスムーズに動かすための「関与と見守りのバランス調整法」
- ADHD、LD、ASDの症状を迅速に改善するための小井出式3ステップアプローチ
- 偏食や字の乱れなど、育てにくさを感じやすい症状別のサポート方法
- 集中力・やる気・学力を向上させる発達障害児向け学習サポート法
- 発達障害があっても自分の個性を活かして社会で活躍できるようになるための親の支援方法
その結果、子どもが落ち着くだけでなく、子育てによるストレスが軽減されるでしょう。
スマホやゲームに依存する子の中には、発達障害傾向を持っているケースも多いです。この場合、発達障害の症状が落ち着くことで、依存も解決しやすくなります。
もし興味があれば、以下のページから詳細をご確認いただければと思います。
>>発達障害の子育て勉強会の詳細はこちら
※今なら、先行割引価格で参加可能です。
明日ですが、「子どもが万引きをしたら?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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