子どもが全然勉強をしないと、成績や受験など不安になりますよね。つい勉強の話ばかりしてしまうお父さんお母さんも、少なくないでしょう。
ただ、無理に勉強させようとすると余計にやる気がなくなります。では、どのようにサポートすればいいのでしょうか。
本日は、勉強嫌いだった子どものやる気を引き出すことができた、加藤さん親子を紹介します。
同じことをすれば、親子関係を良好にキープしながら、高確率でやる気が出るようになります。テストの点数も上がり、受験の合格にも近づくはずです。
目次
勉強嫌いが改善した加藤さんの事例
加藤さんのお子さんは勉強嫌いで、日頃からスマホを離さない状態でした。そんな子どもに勉強の話ばかりして、頻繁に親子喧嘩をしていたそうです。
そんなときに私のことを知ってくださり、「思春期の子育てプログラム」に参加してくださいました。
その結果、今まで拒否していた家庭教師をやってもいいと言うようになり、自ら机に向かう習慣ができました。
また夏休み明けの小テストでは、苦手だった数学で見事、満点を獲得することができたそうです。
やる気UPのために親が行った3つのサポート
では、加藤さんはどんなサポートを行ったのでしょうか。
1つ目は、ごほうび作戦です。お子さんは漫画が好きだったため、それを小テストのごほうびにしました。
2つ目は、部屋に漫画コーナーを作るのを手伝ったことです。お子さんから漫画を遠ざけるのではなく、趣味を楽しめるよう寄り添いました。
3つ目は、子どもからSOSが出てからサポートすることを心がけたことです。親が指示をするのではなく、子ども主導でやらせました。
以上3つのサポートを行ったことで、諦めモードだった勉強を粘り強く取り組めるようになったそうです。
なぜ子どもは勉強しないのか?
そもそも、勉強のやる気が出ない原因は主に3つです。1つ目は「親子関係が悪いから」です。
親子関係が悪いと、子どもは家にいるだけでストレスがたまるようになり、勉強するエネルギーが出てきません。
加藤さんのように子どもの趣味に寄り添うことで、愛情バロメータが上がります。すると、親子関係が良くなるため、勉強するエネルギーも出てくるのです。
2つ目は「動機付けができていないから」です。スマホを我慢して勉強したいと思わせるには、動機付けが必要です。
まだ志望校が決まっていない段階では、子どもの好きなことをごほうびにして、やる気を引き出していきましょう。
3つ目は「やり方がわからないから」です。一人で勉強ができない子には、親や家庭教師など、子どもが望む方法でサポートをしていきましょう。
お子さんがスマホゲーム依存が理由で勉強できない方へ
もしお子さんが勉強せず、スマホ、ゲーム、youtubeばかりしているなら、先にそちらを改善した方がスムーズに成績UPできます。
そこで、12月10日(日曜)の13時から、『スマホゲーム依存解決勉強会オンライン2023』をZOOMを使ったオンライン形式で行います。
オンラインではありますが、チャットなどを使って、その場でやり方をマスターしていただく体験型の勉強会です。
また、この勉強会は、現役のフリースクール校長で公認心理士の小井出博文先生とのコラボ勉強会となります。小井出先生は、これまで数えきれないほど子どものスマホゲーム依存を解決してきました。
- 1日12時間ゲームをしていた中3の男の子が4か月で3~4時間に激減
- 親子の会話がなく、連絡はLINEのみの中2の女の子のスマホ時間が8時間から2時間にに激減
- 夜中まで電話をしていることを叱ると物に当たる高1女の子が、自らスマホのルールを守れるように変化
>>スマホゲーム依存解決勉強会2023の詳細はこちら
明日ですが、「五月雨登校の改善法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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