子どもが学校に行けていないと、どうしても不安になってしまいますよね。
今回は、学校への行き渋りが解決し、無事に学校に行けるようになり、勉強への意欲も高まった岩井さんの事例を紹介します。
間違った対応をすると不登校が常態化して、解決が難しい状態になってしまうかもしれません。
しかし岩井さんと同じようにサポートすれば、不登校も短期間で解決できるはずです。
岩井さんの成果報告
岩井さんのお子さんは、前の席の子ともめたことから学校に行き渋るようになり、部活も行けず、提出物も出せない状態になりました。
こういった厳しい状態の中で、中2の子がいる親のみが参加できるオンラインプログラムに参加して下さいました。
プログラム参加後は、学校に行きたくないと言わなくなり、部活にも復活できています。
また、学校の提出物もしっかりと出せるようになり、さらに塾に行きたいと言うようにまでなりました。
親が行った5つのサポート
ではなぜ、岩井さんのお子さんは、学校に行けるようになったのか。岩井さんは、主に5つのサポートを行いました。1つ目は、「○○しなさい」と言わないようにしたことです。
2つ目は「子どもの好きなドラマの話をする」こと。3つ目は「テスト前にはごほうび作戦で動機づけ」をすることです。
4つ目は「学校でのもめ事について、担任の先生と連携」すること。5つ目に「部活の顧問と連携」しました。
この中でも特に重要なのは最初の2つです。これらは愛情バロメータを上げるためのサポートです。
子どもが不登校になる基本メカニズム
そもそも、子どもが不登校になってしまうのには、3つの段階的なメカニズムがあります。
1段階目が「親子関係が悪くなる」ことです。親子関係が悪いと、子どもは家庭で学校のストレスを発散できなくなります。さらに家庭にいるだけでも、ストレスが溜まるようになります。
2段階目が「トラブルについて親に相談できなくなる」ことです。親子関係が悪いので、親に何かを相談したくなくなります。すると、最初は簡単なトラブルでも、どんどん深刻になってしまうのです。
3段階目が「トラブルが悪化し、学校に行きたくなくなる」ことです。小さなトラブルが大きなトラブルになり、学校に行くのが苦しくなると、不登校になってしまいます。
つまり、不登校や息しぶりを解決するには、これらのステップをなくしていけばいいのです。最初に良好な親子関係を作る。次にトラブルを解決できるように、学校の先生と連携をする。
改めて、岩井さんが行った5つのサポートを見直してみてください。3つ目以外は、すべてこの2つに関連することです。
本日のまとめ
岩井さんのように、良好な親子関係を作り、早い段階から対応をすることで本格的な不登校になることは防げるでしょう。
このような思春期の子育てのさまざまな悩みの解決ステップについては、思春期の子育て無料講座で解説しています。よかったら、こちらも参考にしていただければ幸いです。
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明日ですが、「段階別!スマホ依存解決法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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