先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
Switch、スマホゲームからの段階的に依存を辞めさせる方法について知りたいです。
子どもがゲームやスマホを手放せず、悩んではいませんか?ゲームもスマホも、節度ある付き合い方ができていれば問題ありません。ただ、依存になってしまうと問題です。
そこで今回は、子どものゲーム・スマホ依存を段階的に解決するための方法を紹介しましょう。
間違ったやり方で解決しようとすると、かえって悪化してしまい、成績不振や不登校に繋がることもあります。
ステップ1 良好な親子関係作り
最初に取り組むべきは、親子関係を良好にすることです。親子関係が良くないと、この後に紹介するステップ2、3の手順を取ることができません。
まずは、Switchのゲームを一緒にプレイしたり、スマホゲームの話を一緒にしたりすることから始めましょう。
「依存症を治したいのにゲームの話をするの?」と思われるかもしれません。これは、大丈夫です。子どもの好きなものは共通の話題にしやすく、関係を改善するのに効果的だからです。
ゲームが苦手で一緒にプレイできない場合は、せめてゲームの話題を一緒に話せるようにしましょう。
ステップ2 子どもが守れるルールを決める
子どもと話し合いができるようになったら、ゲーム・スマホ使用のルールを決めましょう。この時重要なのは、子どもの基準で決めることです。
親が一方的に「20時まででやめること」と言っても、子どもは守れません。初めは子ども自身が確実に守れると思えるルールにしましょう。
ただし、「夜中の2時まで」のような夜遅い時間に設定してはいけません。
子どもにとって十分な睡眠時間は不可欠で、体調を崩したり、学校生活に支障が出たりするからです。
ステップ3 早めにやめる理由を作る
最初に決めたルールが守れるようになったら、より早い時間にゲームやスマホをやめる理由を作りましょう。
たとえば、絶対に行きたい志望校が見つかれば、勉強のためにゲームやスマホを早くやめなければいけません。
理由がない状態で「早くやめなさい」と言っても、子どもは「やることがない」と言って結局ゲームをします。
自分の意志で辞めたいと思える何かを作ることが大切です。勉強に限らず、部活の自主練や、ほかの趣味などでもOKです。
本日のまとめ
ゲーム・スマホ依存を解消するには「良好な親子関係作り」「子どもが守れるルール作り」「早めにやめる理由作り」と3段階にわけて進めていきましょう。
いきなり「早くやめなさい」と言っても、効果がないどころか逆効果になることもあります。
明日ですが、「子どもの脳が縮む親の行動ワースト3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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