先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
先生のメールを購読し始め、実践し行動していくことで子供との会話が増え、くっつくと気持ち悪いと言っていた娘が、
娘の方からくっついてきたり、学校での悩みを打ち明けてくれたりと変化があり嬉しいなと感じております。
ただ、以前は出来ていた他人に対しての礼儀や思いやりにかける言動・行動が見られるのです。まさに、赤ちゃん返りのような…こういった場合どうしたら良いのでしょうか?
私が配信しているメルマガ、ブログ、YouTubeの内容を実践していただいた結果、状況が改善しているのは非常に嬉しいことです。
しかし、良い面がある一方で、「これって本当に大丈夫?」と不安になる面も出てきてしまう方もいます。例えば、子どもが今まで以上に親に甘えてくる状態、いわゆる「赤ちゃん返り」などです。
こういうとき、どのような点に意識して子どもと接したら良いのか解説します。大丈夫なケースと危険なケースがあるので、注意してください。
目次
子どもが赤ちゃん返りをする2つの理由
子どもに愛情を持って接すると、赤ちゃん返りをすることはよくあります。これは、小学生、中学生、高校生、社会人どの年齢であっても起こることです。
どうしてこのような状態になるかというと、理由は2つあります。
このままの状態が続くか不安だから
1つ目は、このままの状態が続くか不安だからです。私の配信するメルマガや動画を見てくださったお父様お母様が、お子さんへの接し方を変えていくと、子どもはそのことにすぐ気がつきます。
お父様お母様が変わって嬉しい反面、その状態がいつまで続くか不安で、試すようにわざと甘えるのです。
少し遅れて成長しているから
2つ目は、少し遅れて成長をしているからです。本来、6歳くらいまでの間に、子どもはお父様お母様からたっぷりの愛情を受け取ります。しかし、愛情が満たされなかった場合、そこが欠けたまま成長するので、本来現れるべき反抗期や礼儀の悪い部分が出てこないことがあるのです。
きちんとした愛情が注がれることで、未経験だった反抗期が現れ、礼儀の悪い部分も出てきてしまうのです。
引き続き愛情バロメータを上げる
今回の相談者さんのように、子どもが赤ちゃん返りをしてしまったらどうすれば良いか。答えは、引き続き愛情バロメータを上げていくことです。
前述した2つの理由のどちらであっても、これまで通り愛情を注いであげることで解決していきます。
前者であれば、引き続き愛情を注ぐことで「お父さんお母さんは変わったから試すようなことをしなくてもいい」と思えるようになります。
後者なら、本来現れるべき反抗期などがこのタイミングで出てきているだけなので、引き続き愛情を注ぐことで普通の子と同じように成長し、いずれ無くなります。
もちろん、ダメなことはしっかりダメだと伝えることが大事です。「無礼な態度や行動は、お母さんは好きじゃないな」と、きちんと伝えてあげることで、成長も早くなります。
イエスマンになっていないか注意
今回の相談者さんは大丈夫だと思いますが、愛情バロメータが上がってきたと感じているお父様お母様の中には、ただイエスマンになっているだけというケースがあります。
つまり、子どもがダメなことをしていても何も注意をしていない状態です。これは、愛情バロメータが上がってきて甘えているのではなく、ただわがままになっているだけです。
こういうときは、前述したようにダメなことはダメだと伝えることが必要です。子どもは、「愛情」と「干渉」のバランスで善悪を学びます。
お父様お母様の姿勢が何より大事なので、イエスマンになりすぎていないか一度考えてみてください。
本日のまとめ
赤ちゃん返りをする理由は、「このままの状態が続くか不安だから」「少し遅れて成長しているから」の2つです。
お父様お母様が変わって嬉しい反面、いつまで続くか不安でつい試すような態度をしてしまう場合が前者です。
後者は、本来は小学校低学年くらいに現れるはずだった反抗期や無礼な部分が、現れることなく成長した子に起こります。
きちんと愛情を注ぐことでようやく反抗期の部分が出てきただけなので、どちらにせよ引き続き愛情を注ぐことで解決していきます。
明日ですが、「福岡で2つの勉強会をしてきました」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!赤ちゃん返りをする中学生への対応法
記事を読んでくださったあなたに道山からのお願いがあります
最後まで記事を読んでくださったあなたに、一つだけお願いがあります!本日の記事が少しでも役立ったのであれば、以下のバナーをクリックしていただきたいです。クリックするだけで、ブログランキングのポイントがたまります。その結果、たくさんの方に思春期の子育て理論を広めることができます。
あなたの清き一票で、子どもたちの明るい未来を創ることができます。ご協力よろしくお願いします。
この記事へのコメントはありません。