先日こんな相談を頂きました。
※プライバシー保護の関係で、
内容の一部を変更しております。
娘の母親なのですが、
娘が部活で先生に厳しい指導を受け、
毎日泣いてかえって来ます。
その先生に話しをしても
全員にそのような指導をしているので
うちの娘が考えすぎなのだといいます。
中学校の方針で
部活には強制的に入部しないといけないのですが、
文化部は今入っている吹奏楽部しかなく、
体が弱く運動部には入れないので
どうしたらよいかわかりません。
本人は部活自体は
やめたくないようなのですが、
校長先生に相談したほうがよいのでしょうか。
部活動に入るのが強制
という学校はたくさんあります。
そもそもどうして
こういった制度が作られたのでしょうか?
また子どもに部活動が合わなかったとき、
親がすべき対応策をまとめます。
学校が部活動を強制にする理由
そもそもなぜ、
学校は部活動を強制にするのかというと、
それは「部活動をやらせた方が、
子どもが荒れることが少なくなる」からです。
やんちゃな子を見るとよくわかるのですが、
1年生の後半から少しずつ、
学校の先生に反抗するようになってきます。
先生との関係ができていれば、
その先生の言うことだけは、
聞くようになるのですが、
関係ができていなければ、
毎日のように取っ組み合いが起きます。
こんなとき頼りのなるのが部活の顧問です。
部活は最も信頼関係を作りやすい活動
子どもたちは部活が大好きです。
だから指導者である先生のことを
心の底から尊敬します。
つまり子どもと信頼関係を作るとき、
同じ部活を行うのが一番楽なのです。
もし子どもが荒れて、
誰も止めることができなかったとしても、
部活動の顧問が「それはダメだ」と言えば、
子どもは素直に聞くのです。
学校が子どもに、
部活動を強制する理由は、
顧問と信頼関係を作ってほしい
という願いがあるのです。
また子どもの発育面でも、
- チーム競技を通して協調性を学ぶ
- 運動することで体が成長する
- 辛い練習を通して忍耐力を学ぶ
部活動には必ず入らないといけないのか?
こういったメリットがあるからこそ、
学校としては「部活動は強制」と
子どもたちに伝えます。
じゃあやめることはできないのか?
ということなのですが、
おそらく多くの学校で、
辞めることはできると思います。
なぜなら、
法律で強制されていないからです。
それに体が弱い子であれば、
そもそも続けることができないですしね。
なので今回のケースの場合、
子どもが泣いているなら、
学校に掛け合って辞めさせてもらうか、
他の部活に変えてもらうのが良いと思います。
部活動の方針を変えることはできないのか?
もしあなたのお子さん以外の子も、
「あの先生のやり方はおかしい」と思っているなら、
一度署名でも集めて教育委員会に行けば、
部活動の顧問を変えてもらえるかもしれません。
ただあなたのお子さんだけが、
「先生のやり方は間違っている」と思っていて、
他の子は「まあ強くなるためには仕方ない」
と思っているなら、
あなたが変わるしかありません。
今の学校教育は、
よりたくさんの子が満足する方法で
運営をしているため、
一人の子のクレームよりも、
その他大人数の子の満足の方が、
優先されます。
子どもが、
「校長先生にクレームを言ってほしい」
というなら、
一度頼んでみることは良いことです。
ただ一人の力で変えるのは、
難しいのかなと思います。
明日ですが、
「子どもが親の言うことを聞かない理由」
というお話をします。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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