先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
暴言や暴れることが増えて、朝も起きられず学校を休みがちになっていましたが、落ち着き学校も先週は2日行きました。
今は期末テスト前ですが、9時過ぎにお風呂も入らず寝てしまいました。本人はやらなければならない気持ちと、できない現実で苦しんでいます。
テストも受けなくていいと助言しゆっくり休ませた方がいいのか、本人が行くといった場合は無理矢理でも起こして行かせた方がいいのか、対応に困っています。
不登校が徐々に改善している時期だと、頑張らせた方がいいのか迷いますよね。本人が頑張りたいと思っているのなら、応援したい気持ちもよくわかります。
しかし、頑張らせすぎは危険です。不登校後の子どもの気持ちをしっかり理解し、正しい対応をしましょう。それが、不登校の早期解決にもつながります。
不登校回復後の子どもの状態
まずは、不登校改善直後の子どもの気持ちをお伝えします。現状は、ものすごく頑張って学校に行っている状態です。
行くだけでも相当なエネルギーを使い、おそらく勉強するエネルギーは残っていないでしょう。
そのため、やらないといけないとわかっていても、体が動かないという状況なのです。
こういった子には「無理しなくていいよ。学校に行けているだけでもすごいことだよ」と、今できていることを認めてあげましょう。
子どもが勉強を頑張りたいなら?
ただし、子どもが勉強を頑張りたいという気持ちを持っているなら、サポートしてあげればいいでしょう。
その場合、「あなたが望むサポートはするけど、決して無理はしなくていいからね」と、子どもの体調優先であることを伝えておくといいです。
その上で、子どもにどんなサポートをしてほしいかを聞いてみましょう。
丸付けしてほしいなら手伝ったり、朝早く起こしてほしいなら起こしたりという感じです。
朝起こしても起きないときの対応法も相談しておくと、後々トラブルを防ぐことができるでしょう。
受験やテストは気にしないことが大切
不登校が解決に向かうと、親としてはなんとかテストを受けさせたいと思ってしまうかもしれません。
しかし、より早く学校に戻したい場合、今の段階ではテストや受験は気にしない方がいいです。
こういったものは、学校や社会が決めた期日であり、子どもの体調とは無関係だからです。
愛情バロメータを上げ、生活リズムが整ってこれば、少しずつ勉強やテストも頑張れるようになります。
本日のまとめ
不登校の子が再び学校へ戻るのは、ものすごく体力を使います。勉強するエネルギーは、おそらく残っていません。
そのため、学校へ行っただけでも頑張っていることを認めて、褒めてあげましょう。心と体のエネルギーが戻れば、自然と勉強も頑張れるようになるはずです。
明日ですが、「過保護な親に育てられた子どもの特徴TOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!不登校回復後の勉強サポート法
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