先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学2年生男児ADHDの子供に手を出されます。ゲーム依存、すぐ分かるような嘘をつく、怒ると逆ギレ、手を出されます。
正直、かなりイライラします。どうしたらいいでしょうか?
すぐカッとなる子に、イライラしてしまう悩みってないでしょうか?ADHDの子は、他の子と比べてカッとなりやすいです。
そのため、親としてもイライラしてしまうこともあるでしょう。ただここで対応を間違えてしまうと、ADHDの症状がさらに悪化します。
そこで今回は、ADHDの子にイライラするときの考え方を解説しました。
今回の内容を実践していただければ、症状も落ち着くはずです。参考にしていただければ幸いです。
親の状況で対応法は変わる
今回の相談者さんの場合、親のイライラが限界にきています。このままだと手を出してしまうかもしれません。
この場合、何かあってからでは遅いので、児童相談所に相談したほうがいいです。あらかじめ連絡しておくことで、何かあれば駆けつけてくれるからです。
また、外部の人が来ることで子どもが落ち着くこともあります。何か起きる前に、一度相談に行きましょう。
なお、手を出すほどのレベルではない場合、子育てを変えることで対処できます。
親子関係が良好なことが大前提
今回の相談者さんのように「子どもが親に嘘をつく」というのは、親子関係がよくない状態です。まずはこれを改善しないといけません。
では、どうしたらいいのか。いろいろ意識することはあるのですが、今回の相談者さんの場合、子どもへの期待を下げるのがいいと思います。
「子どもは親の言うことを聞くはずだ」という期待を持つと、聞かないことイライラすると思います。
しかし、「そもそも聞くはずがない(笑)むしろ元気で生きているだけで幸せ」と考えれば、イライラしなくなるからです。
このように、考え方を少し変えるなどして、良好な親子関係を作りましょう。
子どもの状況を見て、対応する
次に、子どもの状況をチェックします。イライラしているときに何か言うと、逆効果だからです。
この場合、しばらく様子を見て、落ち着いたときに伝えましょう。もちろん手を出されたときは、毅然とした対応をすることが大切です。
「次に手を出したら警察に通報する」と伝えましょう。手を出されたら、通報してもOKです。
ひどい場合は、精神科医に相談
子育てだけで対応が難しい場合、精神科医に相談するのもありです。過去にサポートした子の中には、薬の服用によって落ち着いた子もいたからです。
児童精神科医の佐々木正美先生も「子どもが落ち着いて生活が楽になるなら、薬を処方してもらうのも良い」と仰っていました。
子どもが落ち着いているときに、提案してみても良いと思います。ただし、薬が合わなかったり強すぎたりすると、鬱のようになってしまうことがあるので注意が必要です。
本日のまとめ
親のイライラが限界のときは、早めに児童相談所に相談しましょう。症状が楽になるなら、薬を処方してもらうのも良いと思います。
親子関係を良好にするため、子どもに期待しないこと、子どもの状況をチェックすること、手を出したら毅然とした対応を心がけることが重要です。
明日ですが、「中学と高校って何が違うの?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!ADHDの子にイライラするときは?
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