学校に行きたいけど行けない子への対応法

不登校

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中高一貫校2年生の娘です。1年の10月から勉強についていけず、学校を休みがちになり、今は1ヶ月程不登校に。

勉強が遅れ、学校に行く気力もない。みんなとの学力の差が出てしまい、余計に学校に行くことが出来ずにいます。

本人は学校に戻りたいし、成績トップになりたいと言っていますが、勉強をする気にはならないと言って苦しんでいます。親や先生の言葉は何も響かないようです。

中高一貫校に入れたのに、勉強が遅れていたり、学校に行く気力がないと、親として心配ですよね。

そこで本日は、学校に行きたいけど行けない子にどのようにサポートしていけばいいかをお伝えします。

考えられる原因と対策法があります。中高一貫校に限らず、公立に通う場合でも参考にしていただければ幸いです。

まずは親子関係をチェック



はじめに、親子関係がどうかをチェックしましょう。不登校の場合、親子関係に問題があるかどうかで、対応が変わるからです。
  1. 学校の悩みを子どもから相談してくれるか?
  2. 一緒にテレビを見るなど共通の話ができるか?
この2つを確認してみてください。親子関係が良ければ、子どもは親に相談をしたり、リビングで親と会話をしようとします。

2つとも当てはまらない場合、原因は愛情バロメータの低下といえるでしょう。2つとも当てはまる場合は、完璧主義になっている可能性があります。

愛情バロメータが下がっている場合

謝罪

愛情バロメータが下がっている場合、まずはなぜ中高一貫校に入ったか思い出してみてください。子どもの意志ではなく、親が誘導したなどはありませんか?

もしも親が進路を決めてしまった場合は、謝罪しましょう。次に、無条件の愛でサポートすることが大切です。

「勉強できなくても元気にいてくれるだけで十分」「無理してトップを取らなくてもいいよ」と、子どもの心に寄り添ってあげましょう。

最後は、心のケアです。一緒に話したり、テレビを見たり、趣味に付き合ったりしましょう。

完璧主義思考の場合

認める

一方、成績がトップになれないことが原因で苦しんでいる場合、次のことをチェックしてみてください。

今までに「勉強が全てである」という教育をしてきたり、担任からの勉強しろしろプレッシャーがあったりしませんでしたか?

もしあったら、やめてもらいましょう。また完璧主義の子の場合、今まで勉強面でしか自信を持てなかった可能性があります。

そのため、勉強以外のいいところを見つけて認めてあげることが大切です。

本日のまとめ

愛情

学校の悩みを子どもから相談してくれるかどうか、一緒にテレビを見るなど共通の話ができるかどうかで、親子関係はチェックできます。

これが2つとも当てはまらない場合、愛情バロメータを上げることが大切です。「元気に生きてくれているだけで十分」という無条件の愛情を注いであげましょう。

明日ですが、「野球で全国大会に出場し、特待で志望校に合格した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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