実は、ゴールデンウィーク明けは不登校が増加しやすいタイミングのひとつです。連休明けにきちんと学校に行けるか、親としては心配ですよね。
そこで今回は、「ゴールデンウィーク明けに不登校が増える理由」をお伝えしましょう。家庭でできる対策もあります。
子どもの様子がいつもと違うと感じたら、早めの対応をすることで、5月から充実した学校生活が送ることができるはずです。
目次
なぜ、ゴールデンウイーク明けは不登校が増えるのか?
ゴールデンウィーク明けに不登校が増える理由は、主に3つあります。1つ目は、「4月の疲れが一気に出る」からです。
新学期は、気持ちを切り替えて頑張ろうと思える時期です。少し嫌なことがあっても、「とりあえず新学期だから」と乗り切ることができます。
しかし、5月になるとそうした気力がなくなり、「もう無理」と感じる子どもが出てくるのです。
2つ目は「人間関係の不安が再燃する」からです。クラス替えや新しい環境により、4月は表面的な関係でも何とかやり過ごせることもあるでしょう。
しかし、5月になるとグループができ始め、連休中に連絡を取る相手がいないと「居場所がない」と感じてしまいます。
3つ目は「勉強がわからない」からです。4月後半から授業が本格的に進み、「もうついていけない」と感じ、不登校につながります。
ゴールデンウイーク明け不登校の予防法
では、家庭ではどのようなことができるでしょうか。1つ目は「生活リズムを整える」ことです。
休み明けの前日、できれば前々日からは生活リズムを意識し、登校時間に合わせた生活に戻していきましょう。
2つ目は「愛情バロメータUP」です。子どもは「自分は愛されている」と感じることで、気力が出てきます。
すると、多少の困難も乗り越えることができるのです。普段より少し意識して、スキンシップや声かけを増やしてみましょう。
3つ目は「不安やストレスを吐き出させること」です。日頃から話を聞く時間を取り、不安をため込ませないことが大切です。
根本的な解決にはならなくても、話すだけで気持ちが軽くなることもあります。家族での楽しい予定を作って、ストレスを発散するのもいいでしょう。
連休明け学校に行きたくないと言ったら?
もし、連休明けに突然「学校に行きたくない」と言い出した場合、「頑張って行きなさい」と無理やり行かせるのはNGです。
まずは子どもの話を聞き、理由を確認しましょう。「眠い」「だるい」など一時的な理由であれば、背中を押してもいいです。
一方で、「友達と合わない」「授業についていけない」といった不安があるなら、無理をさせないようにしましょう。
一時的に行けても、いずれ行けなくなるからです。その上で、学校の先生と連携しながら行きやすい環境を整えましょう。
可能であれば仕事を1日休んで一緒に時間を過ごすなど、安心感を与えるといいです。
本日のまとめ
ゴールデンウィーク明けに不登校が増えるのは、「4月の疲れ」「人間関係の不安」「勉強のつまずき」が原因です。
予防には、生活リズムの調整、愛情バロメータUP、不安の吐き出しが効果的です。
行きたくないと言われたら、まず理由を聞き、無理をさせずに丁寧に対応しましょう。
明日ですが、「言葉遣いが悪い子どもの改善法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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