先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
不登校になってからほとんど勉強しなくなった。
課題くらいはやっておいた方がいいと思い、「課題はやったら」と声をかけますが、気分が向かないのかしません。
少しだけでも勉強もして欲しい。どう対応していけば良いですか?
子どもが学校に行けず、家でも勉強をしないのでは、親として不安に思ってしまいますよね。
ただ、こういった状態で勉強をするように言うのは、よくないです。この記事では、不登校で勉強しない子をどのようにサポートすべきか解説しましょう。
きちんとサポートすれば、子どもは学校に行けるようになり勉強も頑張れるようになります。
まずは不登校の原因をチェック
まずは、子どもが不登校になってしまった理由をチェックしましょう。それによって、家での勉強ができるかが変わってくるからです。
不登校の理由が愛情バロメータの低下の場合、子どもに勉強をさせるのは難しいでしょう。親子間の信頼関係が失われて子どものエネルギーが下がってしまっているからです。
学校でのトラブルのみの場合、勉強できることがあります。原因である学校から離れている時は、元気なことも多いからです。
愛情バロメータを上げる3つの方法
原因が愛情バロメータの低下なら、まずはこれを上げることを考えましょう。ここでは、3つの方法を紹介します。
1つ目は、学校に無理やり行かせないことです。子どもは学校行くエネルギーがない状態なので、無理をさせないようにしましょう。
2つ目は、子どもと一緒に過ごすことです。家で一緒にテレビを見たり、ランチを食べに行ったり、時間を共にしましょう。
3つ目は、気持ちが楽になるような声かけをすることです。「元気で生活してくれたら、お母さんは幸せよ」というように、子どもが安心する言葉をかけましょう。
学校でのトラブル時の勉強法
不登校の理由が学校でのトラブルなら、子どもではなく学校との話し合いが必要になります。先生と話をして、何が問題なのかを把握しましょう。
学校側のサポートで解決できるような問題なら、サポートをお願いすることで解決するケースもあります。
すぐに解決できるわけではないので、それまでの間、家庭で勉強させることはOKです。ただし、気持ちに余裕がある時にだけにしましょう。
宿題をしたり、ワークの基本問題を解くなどでOKです。余裕がない時は、愛情バロメータのアップをしましょう。
本日のまとめ
子どもが学校に行けない理由がわかれば、親として対応がしやすくなります。
子どもにだけ頑張らせるのではなく、子どもの問題にしっかりと向き合って、一緒に進んでいくことが大切です。
明日ですが、「ASDの子の話し方や特徴4選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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