私の好きな言葉に「少年よ大志を抱け」という言葉があります。米国人クラーク博士が、札幌農学校の教頭を辞して日本を去る時、教え子たちに贈った言葉です。
要約すると、「若者たちはもっと大きな志をもって生きていくんだ!」という意味です。ただ最近、大志を抱くどころか、自分がやりたいこと(夢)すら見つけられない子が多いです。
そこで本日は、少年が大志を抱かなくなった原因と、そうならないための親のサポート法をお伝えします。
無理に大志を抱かせる必要はないですが、本当はやりたいことがあるのにそれを親がつぶしてしまうのはもったいないです!
※なお本日のお話は、あくまでも私はそう思うというお話です。他の考え方もあると思いますので、これが100%正解ではありません。
大志を抱かなくなった原因は長いデフレ経済
最初に言葉の説明をします。そもそも大志とは何か?いろいろな解釈があるのですが、私自身は自分だけではなく、周りの人も幸せにしたいという想いだと考えています。
一方夢というのは、まずは自分自身がやりたいことをやって幸せになりたいという想いです。夢を達成し自分が幸せになると、その先に大志を抱けるようになるというのが私の考えです。
では、なぜ子どもたちは大きな志を抱かなくなったのか?私自身は、日本が長いデフレ経済になっているのが原因だと思っています。
一昔前まで、日本の経済は右肩上がりで成長していました。いわゆるバブル時代です。この時代は、少しでも仕事が成功すると誰でもリッチな暮らしができました。
仕事の成功というのは、会社を興すことではありません。しっかりと勉強をして、大企業に入るだけでもリッチな生活ができたのです。
少し頭を使って事業を起こし、上手くいけば、一躍時の人にもなれました。本当に夢がある時代だったのです。
しかし今は、大企業に勤めても給料がなかなか上がりません。経済自体が伸びていないのに、年金受給者がどんどん増えるので、税金の負担も増えています。
こんな時代に生まれた子たちに「少年よ大志を抱け」と言っても、なかなか難しいと思います。そもそも自分自身の夢すら叶えることが難しいからです。
SNSの普及により、再び大志を抱ける時代到来
ここまでは少し暗い話をしてきたのですが、実は最近、時代が変わりつつあります。
日本の経済自体は、今だデフレが続いているのですが、SNS(Facebook、インスタグラム、YouTubeなど)の普及によって、誰もが自分のやりたいことを仕事にできる時代が到来したのです。
FacebookやYouTubeを見るとわかるのですが、今、主婦起業が流行っています。私の勉強会に参加されている主婦の方にも、主婦をしながら自分で生計を立てている方がたくさんいます。
SNSを使うと、ほとんどリスクなしに自分のやりたいことを仕事にできます。YouTuberなどはその典型例で、好きなことを動画にUPしているだけで、生計が立てられるようになったのです。
つまり、SNSの普及によって多くの子が当たり前に夢を叶えられる時代が到来したのです。おそらくこの流れは今後さらに加速します。
今小学生や中学生の子どもたちが大人になるころには、2人に1人はこういったSNSを上手に活用して、自分で生計を立てている可能性があるのです。
子どもの志をつぶさない子育てをしよう
多くの子が夢(自分がやりたいことをやって幸せになりたいという想い)を叶えられるようになると、次第に志(自分だけではなく、他人も幸せにしたいという想い)を抱ける子も出てきます。
では、こういった時代、子どもたちの志をつぶさないために、我々大人ができることって何でしょうか?私自身、次の3つが大事だと考えています。
- とりあえず失敗を恐れず挑戦させる
- 自己肯定感を伸ばす子育てをする
- いろいろな経験をさせ、志を見つけるサポートをする
こういった習慣がある子は、大人になっても自分の夢や志を実現するために前進することができるからです。もちろん、取り返しがつかないような失敗だけは避けないといけません。
※少し前に書いた記事が参考になると思います。
>>中学生がYoutubeに動画をUPするのはアリか?
本日のまとめ
一昔前までは、デフレ経済の影響により、大志を抱くことは難しかったです。しかし最近は、SNSの普及により、たくさんの方が夢を叶えられるようになりました。
人間は夢を叶えられると、今度は志を持てるようになってきます。だからこそ、この時代に生まれた子どもたちには志を持たせるところまで成長させてあげることが大事です。そのために親ができることは、
- とりあえず失敗を恐れず挑戦させる
- 自己肯定感を伸ばす子育てをする
- いろいろな経験をさせ、志を見つけるサポートをする
明日ですが、「中学生向け!友達から仲間外れにされた時対処法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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