最近よく聞かれる質問にこんなものがあります。
道山先生、うちの子は1年以上不登校が続いています。この場合、解決までにどれくらいの日数がかかりますか?
不登校以外にも、成績が上がるまでの期間、スマホゲーム依存が解決するまでの期間など様々な問題行動を解決するために必要な期間について聞かれます。
これに対する私の回答は「状況によって異なります」です。不登校と言っても、レベルによって解決までにかかる時間が異なるからです。
そこで本日は、いくつかの事例を挙げながら、子どもの問題行動を解決するまでに必要な時間の目安をお伝えします。今愛情バロメータを上げようと頑張っているなら、目安がわかると気持ちが楽になりますよ。
子どもが勉強しない悩みを解決するために必要な時間は1分
最初は勉強しない悩みです。例えば、親子関係が非常に良好だけど、勉強が嫌いとか勉強が苦手という場合、早ければ1分で解決します!上手に動機づけができれば、子どもは勉強を頑張るからです。
しかし、愛情バロメータが低かったりすると、まずは上げるところから始めないといけません。子どもが家庭内暴力やリストカットをしている状態なら、最低でも3ヵ月は必要です。
3ヵ月というのは、私が普段伝えている子育て理論をしっかり実践した場合です。通常、完璧に行うのは難しいので、どうしても半年くらいかかることが多いです。
スマホゲーム依存を解決するために必要な時間は30分
次にスマホゲーム依存です。これも愛情バロメータが高ければ、30分で解決します!なぜなら、スマホゲーム依存をやめさせる声掛け法を行うだけだからです。
一方、愛情バロメータが低く、部屋に引きこもってスマホゲームをしている状態だと、1~3か月ほどは必要になります。まずは愛情バロメータを上げないといけないからです。
子どもたちにとって、スマホやゲームというのは、暇つぶしのツールです。本質的な問題はそこではなく、日頃どういった生活をしているかという部分を見る必要があります。
不登校解決でに必要な時間は1週間
不登校も、状況によって解決までに時間が異なります。例えば、親子関係が良好で、たまたま学校で友達と喧嘩してしまい、不登校になったとします。この場合、きちんとした解決ステップを踏めば1週間以内に解決できます。
一方、愛情バロメータが低く、子どもが無気力状態になっているとします。この場合、まずは愛情バロメータを上げて、子どもの心のエネルギーを蓄えないといけません。
早くても1ヵ月、鬱状態まで来ている子どもだと、6か月ほどかかる場合があります。とはいえ、きちんと解決ステップを実践していけば、必ず解決できます。諦めなければ大丈夫です。
詳しい不登校の原因や対応策についてはこちらの記事にまとめてあります。
>>不登校についての記事はこちら
本日のまとめ
ひとえに不登校、スマホゲーム依存、勉強しない悩みと言っても、愛情バロメータのレベルによって解決までにかかる時間は異なります。
状況が悪化すればするほど、解決までの時間、労力、かかる費用などはどんどん増えていきます。酷い場合は、全寮制フリースクールなどを活用しないと解決できないこともあります。
一方、初期段階であれば、対応方法を少し変えるだけで、すぐに解決します。大事なことは、問題が悪化する前に早めに解決することです。
小学生、中学生、高校生の場合、解決までの時間が長引くと受験に影響します。少しでも症状が出始めていたら、早いうちに対応を始めましょう。
明日ですが、「共働き世帯の理想的な子育てスケジュール」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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