過保護と過干渉、知っているつもりでも、なかなか違いをハッキリわかっている方って多くありません。
言葉の定義が人によって違うため、戸惑った経験のある方もいるのではないでしょうか。
そこで本日は、私が考える過保護と過干渉をお伝えします。
この違いがわかれば、親子関係は短期間で良くなるはずです。子育ても楽になるでしょう。
過保護と過干渉とは何か?
児童精神科医の佐々木正美先生の著書には、こう書いてあります。「過保護とは、子どもが望んでいることを望んでいる通りにやってあげすぎること」
「過干渉とは、子どもが望んでいないことをやらせすぎること」。私が日々お伝えしている過保護と過干渉は、これと同じです。
では、ここでクイズです。キレイ好きな子の部屋が汚れているとします。
「きっと喜ぶだろう」と思って片づける行為は、過保護でしょうか?それとも過干渉でしょうか?
子どもの気持ちによって答えは変わる
答えは、子どもの気持ちによって変わります。「片づけてほしい」と思っていたら「子どもが望んでいること」をしています。
続けていけば、過保護の子育てをしていると言えるでしょう。しかし「勝手に片付けるのはやめてほしい」と思っていたら「子どもが望んでいないこと」をしています。
やりすぎると過干渉の子育てになってしまうのです。つまり「子どもがきっと喜ぶだろう」と予測して動く場合、うまくいけば子どもは喜びます。
しかし、望んでいなかった場合のことも考えるとリスクも大きいのです。子どもの気持ちを聞いてから動けば、失敗するリスクはなくなります。
最初は「頼まれた要求」に応えよう
失敗するリスクを考えると、子どもの気持ちが完全に理解できないうちは、頼まれたことにだけ応えていくのがおすすめです。
たとえば「部屋片づけるの手伝って」と言われてからやったとしても、愛情バロメータは確実に上がるからです。
ただあまりに愛情バロメータが下がっているなら、どこかのタイミングで予測して動くのはありでしょう。
成功すれば子どもにとってサプライズになるので、一気に愛情バロメータが上がるからです。
本日のまとめ
過保護は、子どもの望むことをやりすぎること。過干渉は、子どもの望まないことをやりすぎることです。
過保護の子育ては、愛情バロメータをあげる最高の子育てです。日頃から、子どもがどんなことをしてくれたら嬉しいかを、考えてみましょう。
明日ですが、「どう伝える?SNSの危険性」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!過保護と過干渉の違いとは?
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