2017年より私のメルマガを読んでくださっている保護者から、先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
道山先生のメルマガを拝読し、子どもの問題行動が直らないのは愛情不足であることが多いと学んでいます。その言葉に頷けるので、私も子どもに愛情を持って
接しているのですが、うちの子どもたちは、しばしば私にウソをつきます。ウソをつかれる度に「なぜ相談してくれなかったのだろう・・・」と悲しくなります。
できれば双方納得がいくような話し合いをして解決したいのですが、うまくいかず、また子どもにウソをつかれるという虚しい繰り返しです。
お弁当を作ったり、美味しい夕食の用意をしたり、と私なりに努力をしているのですが、子どもの問題行動は変わりません。どうすればいいでしょうか?
この方に最初に伝えたいこと、それは「いつもメルマガを読んでくださりありがとうございます」です。
さて、私が伝えていることを実践してくださっている多くの方は、愛情バロメータが上がり、親子関係が良好になり、子どもの問題行動も改善されています。
しかし、今回の相談者の場合は「実践しても変わっていない」と書かれていました。その理由は「行っている行動の何か」が間違っているからです。
そこで本日は「努力しても子どもが変わらない時の考え方」について解説します。その「何か」が何であるのかに気づくことができれば子どもは変わります。
その結果、子育ても楽しいものに変化するはずです!
目次
9割できていても1割できていないと問題は解決しない
今回の相談者は、1年以上ブログを読んでくださっています。おそらく、私の考えや実践してほしいことは、すでに理解していると思います。
しかし時間だけが過ぎて行き、今も子どもはウソをつくことがある状況。これは愛情バロメータが上がっていないからだと考えられます。だから子どもは変化しないのです。
この場合、少し厳しい話にはなるのですが相談者の方は「これが足りていなかった!」という気づきが足りていません。9割理解できていても、残りの1割が足りていないために、パズルが完成しないのです。
では、この気づきを得るにはどうすればよいでしょうか?すぐにできる2つの方法をお伝えします。
方法1 自分の何がダメなのかを指摘してもらう
一つ目の方法は、「誰かに指摘してもらう」ことです。たとえば、信頼できる友達や、親子関係がうまくいっているママ友など。その方に悩みをよく説明してください。
恥ずかしい思いをするかもしれませんが、包み隠さず話した後「私のどこがよくないと思う?正直な意見を聞かせて」と頼むのです。男性に意見を求めるのもいいでしょう。
ご主人や、自分の兄弟など身近な人に状況を説明した後「私のどういうところを変えたらいいと思う?」「私のどこがダメなのかな?」と相談することです。
「ここを、このようにすればいいかもね」という、具体的なアドバイスを得られることが目的です。これが、気づかせてもらえる1つの方法です。
方法2 勉強会、有料相談、有料プログラムなどを活用する
もう一つは、子育ての専門家に、自分の何が足りていないのかを相談する方法です。私でしたら、個別の有料相談を行っていますし、勉強会へ参加していただければ、
質疑応答の時間を設けていますので、答えさせていただきます。私のほかにも、経験豊富な先生方がいますから、信頼できる方に尋ねてみるのもいいです。
要は、何が足りていないのかを第三者に指摘してもらうことが大事なのです。1日も早く足りない1ピースを見つけたなら、子どもはウソをつく回数が減りますし、
これまでに過ごしてきた時間を、仕事やリフレッシュするために使うこともできます。お金はかかりますが、結果的に大きなリターンを得られると思います。
「お金を支払って、自分に足りないことをつかみ取りにいく」という視点を持つことも大切です。
本日のまとめ
愛情をかけて子どもと接しているという相談者ですが、子どもの「ウソをつく」という問題行動が未だに直りません。それは愛情バロメータが上がっていないからです。
子どものウソが直らない要因は、「何かが足りていない」からです。この場合、周りにいる人々(第三者)や専門家から意見をもらうことが大事です。
足りていないものに気づくことができれば、次は実行です。一気に状況が変わると思います。子どもはウソをつかなくなりますし、親の心も落ち着きます。
そして、安心して何でも喋ることができる家庭を手に入れられるはずです。
明日ですが、「道山流!ニガテ科目の克服法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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