5教科合計450点を超えられない本当の理由

高得点

私はこれまでに5千人以上の子どもたちの成績を上げるお手伝いをしてきました。5千人というのは、直接サポートした人数で、実際は1万人以上の子が道山流学習法で成績が上がっています。

その経験から、たどり着いた結論があります。それは、どんな子でも500点満点中、450点までは努力次第で成績を上げることは可能です。ただ、450点を超えられるのは、限られた子だということです。

では、なぜ多くの子は450点以上点数が上がらないのでしょうか?本日はその理由を2つお伝えします。言い換えるなら、この2つをクリアできれば450点以上目指すことも可能というわけです。

理由1 本気で450点を目指す子がいない

目標

今の学校教育のシステムを考えると、正直450点以上目指す必要がありません。定期テストで400点以上をコンスタントに取って、提出物などもしっかり出せば、内申40くらいは取れるからです。

内申40取ることができたら、偏差値60以上の高校に進学できます。その結果、最も難しいと言われている、医者、弁護士、公認会計士を目指すことも可能です。(なれるかどうかは高校での努力次第ですが)

つまり、多くの子にとって、450点以上目指す必要がないのです。人間は、必要のない努力をすることはできません。心の底から勉強が楽しいと感じないと、450点以上目指すことができないのです。

理由2 部活と両立する以上体力的な問題にぶち当たる

友達

多くの子は、勉強と部活動を両立しています。また、健全な人間に育つためには、ある程度友達と遊ぶことも必要ですし、思春期は体が成長する時期なので、睡眠も必要です。

そういった時間を考えると、どれだけ無駄な時間を削っても、平日は1日4時間、土日は6時間くらいが勉強できる限界の時間です。

手前味噌ですが、道山流学習法は最も効率の良い勉強法の一つです。この勉強法で上記の時間勉強したとしても、時間の壁により450点で頭打ちします。

もちろん、睡眠時間を削ったり、部活や遊びをせずに勉強すればさらに上を目指すことも可能です。ただ、それはおすすめしません。

睡眠時間を削ると、成長スピードが遅くりますし、遊びや部活などを削ると、コミュニケーション力がない人間になるからです。

450点以上を目指す唯一の方法

高校

これら2つの理由を理解すると、5教科合計450点以上目指す方法が見えてきます。まず、理由1を乗り越えるには2つの方法しかありません。
  • 450点以上取らないと進学できない高校に進学しないといけない理由を見つける
  • 友達と遊ぶよりも勉強を楽しいと感じさせる
のどちらかです。好き嫌いは、生まれつきの要素が大きいので、現実的には「どうしても行きたい高校を見つけ、その高校に進学するのに必要な点数が450点以上」という状況を作る形になります。

次に、自分の体を削るか、将来のコミュニケーション力を削るかして、勉強時間を増やしていきます。効率の良い勉強方法を実践し、勉強量を平日5時間、土日7時間以上できれば、450点以上取ることができます。

もしあなたのお子さんが、定期テストで5教科合計450点以上を目指しているなら、このステップを教えてあげてください。

本日のまとめ

勉強

何も考えず、がむしゃらに勉強するだけでは、5教科合計450点以上取ることはできません。平日5時間、土日7時間以上勉強するための時間を確保し、モチベーションも維持しないといけないからです。

ただ、代償も出てくるので、そういったことをすべて踏まえたうえで、本当に450点以上を目指すべきかどうかを考えることが大事です。多くの子が定期テストで450点を超えられないのは、この2つを考えて計画を立てていないからです。

なお、100人に1人くらいの割合で、授業を聞くだけで450点以上取れる秀才もいます。ただ、そういった子は例外なので、幼少期からあることを続けてきた子です。

これについては、要望が多ければ、またメルマガか勉強会等で説明しようと思います。

明日ですが、「自然な流れで嫌いな友達と距離を取る方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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