先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
友達関係のことで質問します。私にはある友達がいるのですが、1人でいるのが嫌なのか私にずっとくっついてきます。
なんといえばその子が傷つかずにくっつくのをやめてもらえるでしょうか。
思春期の子どもにとって、友達関係は悩みの種です。多くの場合、友達ができない、親友と喧嘩してしまったという悩みなのですが、今回の相談者のように「嫌いな子と離れたい」という悩みもあります。
そこで本日は子ども向けに、「自然な流れで嫌いな友達と距離を取る方法」というお話をします。この方法で離れれば、嫌いな子と上手に距離を取ることができるはずです。
もしお子さんが友達関係で悩んでいたら、伝えていただければと思います。
喧嘩別れは絶対に止めた方が良い理由
最初に大事なことをお伝えします。嫌いな子と距離を取る時、絶対に止めた方が良いのは「喧嘩別れ」です。
「私、あなたのこと嫌いになったから近寄らないで」「お前ムカつくから、こっちに来るな」こういった言葉を伝えて距離を取るのはおすすめしません。
なぜなら、小学校、中学校、高校というのは村社会だからです。その子が嫌いになったとしても、必ず学校で顔を合わせます。
また、嫌いな子と共通の友達がいたりすると、いろいろややこしくなることもあります。そういった理由から、距離を取るとしても温厚に進めるのが鉄則です。
嫌いな子と離れるのではなく、他に仲の良い子を作る戦略
ではどのように距離を取ればよいのでしょうか?一番お勧めなのは「距離を取るのではなく、他の子と仲良くする」という方法です。
例えばあなたがAさんと距離を取りたいとします。この場合、一番仲良くしたいBさんと一緒にいる時間を増やすのです。
もちろんAさんに「こっちに来ないで」などと言ってはいけません。喧嘩別れになる可能性があるからです。
そうではなく、Bさんといる時間を増やすことで、Aさんに「私よりもBさんの方がいいのかな?」と遠回しに伝えるようにしましょう。
陰口や悪口は必ず返ってくるからやめた方が良い
少し時間はかかると思いますが、これで自然に距離を取ることができます。ただ、その後、必ず起こるトラブルがあります。
それは、距離を取ったAさんから陰口をたたかれることです。「あの子、今まで私と仲良かったのに、最近Bさんと仲良しでムカつく」と言われます。
ここであなたが言い返してしまうと、結局喧嘩別れになります。「何を言われても、知らないふりをする」この対応がおすすめです。
思春期の子どもにとっては、なかなかハードルの高い対応だと思いますが、温厚に距離を取りたいなら、言い返すのはやめましょう。
本日のまとめ
今日のお話を読むと、なんだか冷たい対応だなと思われたかもしれません。ただ、嫌いな子と一緒にいるのは、精神的にも辛いです。
いずれは気が合わなくなり、離れることになると思います。であれば、早い段階で距離を取って、本当に気持ちが通じ合う子と一緒にいたほうがお互いのためだと思います。
距離を取るとき、一瞬心苦しいこともあるとは思いますが、最終的にはお互いのためです。できるだけ、問題が起こらないように温厚に離れるようにしましょう。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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