先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
今まで過干渉で育ててきたと分かり反省ばかりです。中1の息子は長距離通学で問題を起こし、今は毎日登下校送迎です。
最近は、自分のことを少しずつ話してくれるようになりました。そして、友達と一緒に駅から自転車で行きたいと言ってきました。
以前友達に偉そうにしたり、嫌がることをしたりするトラブルがありました。最近は落ち着きましたが、まだ怖いです。
もう少し送迎をした方がいいと思うのですが、息子の気持ちを尊重した方がいいのでしょうか?
過去にトラブルがあった場合、「もしかしたら同じことになるんじゃないか」と不安になってしまうことってありますよね。しかし、心配しすぎるのは危険です。
本日はその理由と、今後どうすべきかをお伝えします。見守る勇気があれば、子どもは安心して挑戦できる子になるはずです。
愛情バロメータが上がってきた証拠
今回子どもが自ら自転車で行きたいと言っているのは、愛情バロメータが上がってきた証拠です。
親の愛情が届き、行動するためのエネルギーが出てきたことにより、自分のことを話すようになったのでしょう。その結果、友達と学校に行きたい気持ちも出てきています。
このときに心配心からやめさせようとすると、せっかくいい方向に進んでいるのを親が止めてしまうことになります。
すると、また愛情バロメータが下がり、状況悪化にもつながるでしょう。そのため、子どもが希望するなら背中を押す方がいいです。
再度トラブルが起こったときの予防法
とはいえ、背中を押すことで、再度トラブルが起こる可能性もあります。
そこで「もし大変だったら、いつでも送っていくから言ってね」とフォローを入れておきましょう。子どもは安心して、挑戦することができるからです。
心配に思う気持ちは、子どもにも伝わります。すると、自分のことを信じてくれていないと思われてしまいます。
「あなたなら大丈夫だよ」と見守る勇気を持ちましょう。
再びトラブルが起きて行けなくなったら?
友達と登校するようになり、再びトラブルが起きたとします。このとき子どものダメージが大きいなら、休ませればいいでしょう。
「何かうまくいかないことがあったの?」「人間関係って難しいよね。何という言葉を言ったら、相手の子は怒ったの?」
「友達はどういう言葉を言ってほしかったのかな?」というように、子どもの気持ちに共感し、話を聞いてあげることが大切です。
自ら原因を考えることで、根本的な解決につながるはずです。子どもから聞かれるまでは、アドバイスはしないようにしましょう。
本日のまとめ
過去に友達トラブルがあったとしても、愛情バロメータさえ上がれば、子どもは自ら乗り越えたいと思えるようになります。
そんなときは、心配しすぎるのではなく背中を押してあげることが大切です。勇気を出して、見守ってあげましょう。
明日ですが、「愛情に満たされた子どもの特徴3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!心配性の親が子どもに与える悪影響
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