「もうすぐ新学期なのに、朝起きてこない」
「子どもが学校に行きたくないと言っている」
こんな悩みを持っていませんか?もしお子さんが、新学期から学校に行きたくないと言っているなら、焦って対応するのは危険です!不登校を悪化させる可能性があるからです。
そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが、子ども学校に行きたくないと言ったときの対応法についてまとめました。
この方法で進めていけば、短期間で学校に行けるようになるはずです!
目次
子どもが学校に行きたくないという2つの理由
そもそもなぜ子どもは、学校に行きたくないと言うのでしょうか。理由は色々ありますが、私の経験上ほとんどの子は、次の2つのどちらかが原因です。
まずはこのどちらに当てはまるのかをきちんと突き止めていくことがとても大事になります。
朝起きる体力がない
最初は、起きる体力がないケースです。分かりやすく説明するために、仕事をイメージしてみてください。例えば仕事が非常に過酷だとします。
毎日満員の通勤電車に揺られ、仕事を頑張っているのに上司から厳しく叱られ、「疲れた」と思って家に帰ってきても、奥さんや旦那さんから、「早く風呂に入れ」「酒なんて飲む暇があったら、洗濯物を畳め」と厳しく言われる。
そういう生活を送っているとしたら、いずれ疲れて倒れてしまいます。すると朝起きられなくなります。
実は子どもが学校に行けなくなる原因も、これと全く同じです。学校が楽しくないため、毎日疲れて帰ってくる。
家でも両親から色々言われる。するとストレスが限界になります。その結果、学校に行こうという気持ちがなくなり、朝起きられなくなるのです。
学校でトラブルが起きている
もう一つは、学校でトラブルが起きているパターンです。仲の良い友達と学校に行って遊ぶのが楽しみだった子が、友達と喧嘩をしてしまうと、学校に行くのが楽しくなくなります。
すると「どうせ学校に行っても楽しくないから行くのをやめよう」と、行く気が起こらなくなります。
子どもが学校に行きたくなくなる原因は、「朝起きる体力がない」「学校でトラブルが起きている」このどちらかが多いです。
お子さんが学校に行きたくないと言った場合、まずはどちらのパターンに当てはまるのかチェックしてください。
なお、もう少し細かい説明は、こちらのページで解説しています。
>>中学生の不登校の原因解説ページ
子どもの気持ちを受け止め、学校に電話しよう
次に、対応方法です。「朝起きる体力がない」「学校でトラブルが起きている」の、どちらが原因であったとしても基本的な対応方法は変わりません。
子どもが学校に行きたくないと言ったら、
そうなんだ。大変なことでもあったんだ。今日は、一日学校を休もうか。お母さんも仕事を休んで家にいるから一緒にDVDも見ながらゆっくりしよう
という感じで、子どもに声をかけてあげてください。
そして学校に電話をして「先生、すみません。ちょっと今日はうちの子の体調が悪いので、1日休ませていただきます。」と電話をしましょう。その後自宅で、子どもの心のケアをしてあげてください。
子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、反射的に「なんで学校に行きたくないの?」と言うと、子どもは心を開きません。
まずは気持ちを肯定し、1日かけて、子どもの好きなご飯を作ってあげたり、子どもと一緒にゲームをしてあげたり、DVDを見てあげたりして、心のケアをするのです。
すると子どもは気持ちが落ち着くので、学校に行くエネルギーが溜まってきます。その結果、少しずつ学校に行けるようになります。
このように、無理に行かせようとするのではなく、子どもの気持ちを受け止めて、1日学校を休ませることが大事です。
次に原因を突き止め、一つ一つ対処していこう
今まで学校に行けていた子が、何かのきっかけで気持ちが乗らず、学校に行けなくなったパターンであれば、1日休みを取って、子どもの心のケアをすれば、夜には「明日は学校に行くから大丈夫だよ」となります。
ただ、そうならない子もいます。「長期的に休みたい」と言うケースです。この場合は、先程の原因の2つのどちらに当てはまるのか、しっかり突き止め、長期的に対応をしていく必要があります。
体力がない場合は、愛情バロメータUPと生活リズムの改善
例えば、朝起きる体力がない場合、愛情バロメーターをしっかりあげることが大事になります。具体的には、継続的に子どもの話を聞いて共感してあげましょう。
また、子どもの好きなご飯を作ってあげるなど、子どもが喜ぶことを継続的にしていくことも大事です。すると、子どもが家にいる時は安心した空間で過ごせる状態になります。
この状態であれば、子どもは家にいある間に、心のエネルギーが充電されます。最終的には学校に行くための気持ちが出てきます。
また、毎日元気よく生活するための体力をつけることも大事です。一番は生活リズムを改善していくことです。
朝起きられない子というのは、昼夜逆転傾向になっていたり、夜寝る時間が遅かったりすることが多いです。
そこを少しずつ元の状態に戻していくと、体の体力が増えてくるので少しずつ朝起きられるようになってきます。
学校でのトラブルの場合は、先生に相談する
学校でのトラブルの場合、まずは担任の先生に連絡をしましょう。
友達関係が原因で学校に行きたくないと言っているのであれば、先生に仲介に入ってもらって、うまく解決するように持って行ってもらうようにするのです。
また、他の先生との相性が悪いのなら、その先生に話をしてもらい対応方法を変えてもらいましょう。
時にはお父様お母様が学校まで足を運んで、直接話をすることも大事です。
腹痛は甘えではない!過敏性腸症候群の可能性もある
「学校に行きたくない」という子の中には、朝起きた時にお腹が痛くなってしまう子も多いです。お腹が痛いから学校に行きたくないというケースもあります。
すると、「嘘で言ってるんじゃないか」「甘えてるだけなんじゃないか」と、勘違いしてしまうお父様お母様も多いです。
しかし、これは過敏性腸症候群という症状なので、甘えではありません。ちょっとした変化に、ストレスを感じやすい子がなるものです。
過敏性腸症候群の場合、無理矢理学校に行かせようとしても無理です。お腹が痛い状態が続いてしまうからです。こういった場合は、心の底から学校に行きたいと思えるような気持ちに変えていくことが大事です。
学校でのトラブルを解決したり、家でしっかり話を聞いてあげて愛情バロメーターを上げて行ったり、学校行事に興味を持たせるなどするのです。
すると、自然とお腹の痛みも軽減してきます。
家庭でのストレスをなくし、最短で不登校を改善する方法
ここまでに、学校に行きたくないという子どもの原因と対応法をまとめてきました。親にできることは、
- 家庭でのストレスを解消し、学校に行くためのエネルギーを蓄えさせること
- 先生と連携を取り、学校で起きたトラブルを解決すること
そこで現在私は、有料で勉強会を開いて詳しい手順を解説しています。しかし、距離などの関係で勉強会に参加できない方もいます。
そこで、現在私は「思春期の子育て講座」というものを通して、無料で家庭でストレスを解消させる方法をお伝えしています。
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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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