子どものSNS利用で注意すること

スマホ

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

寝静まった後に子どものスマホをチェックしていますが、親が知らぬ間にTwitterで自分の書いたイラストを投稿していました。

我が家ではアプリを入れる場合は親に許可を取る約束にしていますが、アプリを入れず、ログインしているようです。

個人情報の扱いなど、あまり理解しおらず、現在不登校中で、ただ自分のイラストを見てほしい、人と繋がりたいのかなとは思います。

私にもイラストを時々見せてはくれます。黙ってスマホをチェックしているので、どのように本人にアプローチしたら良いのでしょうか。

最近、ツイッターやインスタグラム、ユーチューブなどのSNSで、子どもがトラブルに巻き込まれるケースが増えています。

お父様お母様は、とても心配ではないでしょうか。トラブルが起きた時の対応を間違えてしまうと、親子関係が悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。

そこで今回は、どのように子どもをSNSの危険から守っていくのか、その正しいやり方をお伝えします。これから子どもを守るうえで大切なことなので、参考にしていただければ幸いです。

こっそり見るのは最悪

スマホを見る

最初に大事なことをお伝えします。子どもに黙ってスマホを見るのは、いちばんやってはいけないことです。

なぜなら、チェックしたことがバレたとき、愛情バロメータは大幅に下がって親子関係が崩れるからです。

スマホで何か悪さをしているかどうかよりも、「親が自分を信用していない」と子どもに感じられることの方が、さらに大きなトラブルに発展します。

とはいえ、何か変なアプリとか入れていたら不安ですよね。そこで、スマホを与えるとき、あらかじめルールを決めておくのが良いです。

「アプリは入れない」「ツイッターへの投稿禁止」「月に1度は親がチェックする」などです。先に伝えておいてチェックする場合は、そこまで問題にならないからです。

チェックできるのは小学生まで

反発

とはいえ、「あらかじめルールを決めておいてチェックする」という方法は、小学校5年生くらいまでしか通用しません。

中学生以上になってくると、親のチェックが入ることに猛烈に反発したり、賢い子なら親に見られたくない履歴を消すなどして、チェック自体が無意味になるからです。

では、どうすればスマホをチェックせずに、子どもをSNSトラブルから守れるのでしょうか。答えは、愛情バロメータを上げておくことです。

愛情バロメータが高ければ、子どもは何かあったとき必ず親に相談してくるからです。

そのタイミングでサポートすれば、大きなトラブルになる前に防ぐことができるでしょう。これが、一番理想的な対応方法になります。

勝手に見てしまったときの対応法

愛情

今回の相談者さんのように、勝手にスマホを見てしまい、ルールを破っているのを見つけてしまったらどうすればよいでしょうか。

このときは、「その後、携帯のルール守れてる?」と何気なく聞いてみましょう。おそらく子どもは、「うん、大丈夫」などの返事をすると思います。

その後で、「ウイルスとか入ってたら困るから、来週1回チェックさせてね」と伝えましょう。

もし、チェックしたとき、すでに履歴を消していたら、子どもは悪いことをしている自覚があるわけです。親がわざわざ注意しなくても大丈夫なので、そのまま目をつむりましょう。

履歴を消さずに再び見つけてしまった場合は、なぜダメなのかを理解していない可能性が高いです。どういう危険があるかをもう一度教えてあげましょう。

なお、年齢的にチェックを嫌がる場合は、仕方がありません。今回は目をつむり、愛情バロメータを上げることでトラブルを防ぐようにしていきましょう。

本日のまとめ

ルール

子どものSNS利用を心配する気持ちは分かります。しかし、勝手にスマホをチェックするのはいちばんやってはいけないことです。親子関係が一気に悪化してしまうからです。

そこで、スマホを与える前に、月1回チェックするなどルールを明確にしておきましょう。ただ、親のチェックが通用するのは小学校5年生くらいまでです。

それ以上の年齢で子どもをSNSの危険から守るためには、愛情バロメータを上げることしかありません。親子関係が良好なら、子どもはなんでも相談してくれるからです。

愛情バロメータを上げる方法はこちらの講座で解説しているので、参考にしていただければ幸いです。

>>思春期の子育て講座

明日ですが、「YouTube限定!体を柔らかくする方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!子どものSNS利用で注意すること

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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