先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
主人は息子の幼少期から褒めたり認めたりせず、できていないところばかり見て暴言や否定的な言葉を言います。
息子は主人に認めてもらいたい気持ちもあり、話しかけることはできますが暴言を吐かれると「黙れ」「きしょい」などを言い主人がキレます。
私の努力だけではどうにもならず、家庭内の雰囲気が良くありません。そんな環境でも息子の自己肯定感を上げる方法、主人への対応を教えていただきたいです。
子どもの自己肯定感と、家庭の環境は大きな関係があります。ご相談のように、父親が子どもの自己肯定感を下げてしまう場合、母親はどうやって対応するべきでしょうか?
今回は、家庭環境が悪い場合の子どもの自己肯定感の上げ方について紹介します。
間違った対応をすると、子どもの自己肯定感はどんどん下がり、自分から何もできなくなってしまうかもしれません。
結論!親子は鏡の関係
今回のように、父親が子どもに暴言を吐く環境では、子どもが暴言を吐くのは当然です。子どもは親にとって鏡のようなもので、普段の言動や態度をまねするからです。
つまり、子どもの暴言をなくすためには、父親の暴言をなくさなければいけません。このケースでは、父親が先に変わるしかないのです。
子どもに対して暴言を吐かず、小さな頑張りでも認めて褒めることを繰り返せば、子どもの自己肯定感は上がるでしょう。
9割の人は変わることができない
ただ、私の経験上、お父さんは変わるつもりがない可能性が高いです。お父さん自身に変わる意思がないなら、期待するだけ無駄でしょう。
こういった場合、「子どものことは私がやるから、あなたは仕事を存分に頑張って」というような子育てと仕事を分担するスタイルにするのがいいです。
言い方は悪いですが、お父さんには子どもに関わらないようにしてもらいましょう。男親の役割も母親がやることになるため大変ではありますが、少なくとも悪影響を小さくすることができます。
母親が子どもの自己肯定感を上げよう
これまでに、父親が子どもの自己肯定感を下げてきました。一旦関わらないようにさせれば、これ以上下がることはありません。
ここからは、お母さんが子どもの自己肯定感を上げていきましょう。この時、小さな頑張りや、ちょっとうまくいった結果を褒めたりするのが大切です。
すると、子どもは、今まで以上に何かに挑戦しようという気持ちが出てきます。それでうまくいったら、さらに褒めて認める。
こういった子育てを続けていくと、少しずつ自己肯定感が上がっていきます。
本日のまとめ
父親の暴言や態度が原因で子どもの自己肯定感が下がっているなら、できるだけ関わりを減らすことが重要です。
父親が下げた自己肯定感を母親が上げることができれば、差し引きでプラスにすることができるでしょう。
明日ですが、「不登校を改善させた親がやったコト」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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