愛着障害を乗り越え、昼夜逆転を直した報告

成果報告

ありがたいことに、最近たくさんの成果報告をいただいています。本日はその中から、許可を得られた2名を紹介します。

最初は腹服さんです。腹服さんのお子さんは、もともと不登校で昼夜逆転生活でした。それらが今では学校に行けるようになり、テストで平均点以上の成績を取れるようになりました。

もう1名は、ASさんです。ASさんのお子さんは、3年生の9月までまったく勉強しませんでした。しかし、夏休み明けから勉強を頑張るようになり、成績も上がりました。

ちなみに腹服さんは、ご自身が愛着障害だったそうです。そんな状況でも、子育てを成功させています。

お子さんへの向き合い方を変えるヒントが見つかると思うので、参考にしていただければ幸いです。

腹服さんの成果報告(愛着障害を乗り越え、昼夜逆転を改善)


腹服さんのお子さんは、不登校+昼夜逆転で、親の食事すら食べない状態でした。そこで「思春期の子育てプログラム」に参加してくださいました。

その結果、自分が愛着障害だったと気づかれたそうです。そして、ここで断ち切ると決意されました。

今では、不登校や昼夜逆転も治り、自ら勉強して平均点以上を取れるようになったということです。

腹服さんの気づき・決意がなければ、お子さんは今でも昼夜逆転生活を送っていたかもしれません。腹服さんの素晴らしいサポートのおかげです。

決意したことがうまくいった理由

決意

腹服さんのお子さんは、どうして不登校・昼夜逆転生活から脱出できたのでしょうか。いただいた感想を読むと、その答えがわかります。

中1で部活で挫折したことをきっかけに、不登校、昼夜逆転となった長女でした。私の作った料理を食べず、触れただけでビクッとし「出ていきたい」と言いました。

ある日、道山先生が音声の中で何気なく話された一言に違和感を感じました。そこで、自分の生い立ちを振り返ったところ、自分が愛着障害を持っていることが分かりました。

私の人生上とても大きな気付きでした。愛着障害を自分の代で断絶する、という強い目標ができました。

先生の教え通り、過保護にし、娘の気持ちを大切にする事に1年徹しました。その結果、私達が取った選択は、毎朝登校し担任の先生にあいさつをして早退するという形でした。

すると娘は自発的に午前中は勉強をし、午後の勉強は好きな絵の制作にいそしんでいます。

夜も23時には休むようになり、定期テストでは何科目かは平均点以上とれるようになりました。

腹服さんは、自分自身が愛着障害を持っていることに気づきショックを受けました。しかし、頑張って乗り越えようと決意されたのです。そして、1年間お子さんに愛情を注ぎ続けました。

これが、お子さんが変わった理由です。子育てがうまくいかないときに、他人のせいにするのは簡単です。

  • 旦那がおかしな人だから・・・
  • 私も愛情不足で育ったから・・・
  • ひとり親家庭で時間がないから・・・
しかし、他人のせいにしていても、状況は変わりません。

そこでもし今、「子どもが荒れているのは〇〇のせい」と何かのせいにしていたとしたら、まずはそれを受け止めることから始めましょう。

どんな状況であっても、必ず解決する方法はあります。

そして、それを乗り越えることができたら、お子さんは将来必ずあなたに感謝してくれます。一緒に頑張りましょう。

ASさんの成果報告(昼夜逆転生活を改善し、自ら勉強するように)


ASさんは、2014年から私のメルマガを読んでくださっていました(ちなみに私がメルマガを配信し始めたのは、2014年8月です)

当時は上の子(姉)のためにメルマガを読み、勉強会などにも参加してくださっていました。

そして下の子(弟)が3年生になったとき、「思春期の子育てプログラム」に参加してくださいました。

というのも、弟さんは3年生の9月まで全く勉強しなかったからです。さらに夏休みには、昼夜逆転生活にもなりました。

しかし、お伝えしたことをしっかりと実践し続けた結果、夏休み明けからは親が何も言わなくても勉強を始めるようになりました。

実力テストや定期テストの点も大きくアップされたそうです。素敵な成果を送ってくださったASさん親子、本当にありがとうございました。

やるべきことをやって、子どもを信じたことが理由

お弁当

ASさんのお子さんは、どうしてこのような成果を出すことができたのでしょうか。いただいた感想を読むと、その答えがわかります。

毎日お弁当を作る時に聞きながら気持ちをととのえて長男(中3)に接していました。

9月まで勉強を全くせず夏休みもクラブを引退して毎日、朝晩逆転の生活でしたが、私もなにも言わずでした。

すると夏休み明けの実力テストでやばいと感じたらしく。それからは私が言わなくても勉強を始めて、実力テストも定期テストも上がりはじめました。

ASさんが行ったことは、お子さんを信じてお弁当を作り続けたことです。ほとんどの場合、子どもが勉強しなかったらガミガミいってしまいます。

ASさんは、この気持ちを我慢しました。その代わりに、料理を作り続けたのです。結果、愛情バロメータが上がり、自ら勉強を始めたのです。

親がすべきことができていたら、子どもはどこかで必ず勉強を頑張るようになります。ただ、情バロメータが低いといつまでたってもやる気になりません。

もし今、お子さんと良好な関係ができていなければ、まずは、愛情バロメータを上げることから始めましょう。そのためにすべきことは、

  • 「しなさい言葉」を減らす
  • 好きなご飯を作る
の2つです。明後日ですが、「塾を変えるベストタイミング」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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