先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
ASD、ADHDを持つ中学3年男子の母です。スマホ依存から抜け出せず、全く勉強しません。スマホの制限機能を利用しても毎回突破されます。
親子関係は、良好とは言えません。ついつい余計な一言を発してしまい、言い争いになります。どうすれば良いのでしょうか?
「集中力が続かない」「すぐにカッとなる」という特徴があると、ADHD傾向があるといわれます。今回は、そういう子でも勉強できるようになる教え方をお伝えします。
お子さんがADHDでなくても、イライラしやすい性格で勉強が長続きしないなら参考にしていただける内容です。
発達障害の子でも、コツさえ掴めば勉強ができるようになります。参考にしていただければ幸いです。
結論!原因はADHDではない
今回の相談者さんの場合、原因はADHDではありません。次の2つの原因が考えられます。
1つ目は、親子関係が悪いことです。親子関係が良ければ、たとえADHDでも喧嘩にはなりません。
2つ目は、アクティブ進路が決まっていないことです。目標がないために、勉強のやる気が出ていません。
つまり、スマホを取り上げたとしても問題は解決しないのです。
まずはこの問題を解決しよう
前述した2つの原因を解決することで、お子さんは勉強できるようになります。そこでまずは、親子関係を良好にしましょう。
子どもに言ってしまった余計なことをメモして、繰り返さないようにすることが大事です。
次に、アクティブ進路を決めましょう。これは、親子関係が良くなってから実践すればOKです。
行きたい高校の条件を挙げて、当てはまる学校を探しましょう。これが見つかると、やる気が出ます。
ADHDの子供の勉強サポート法
やる気が出たら、勉強のサポートをしましょう。ADHDの子の勉強をサポートするときは、3つのコツがあります。
1つ目は、勉強時間を細切れにすることです。集中力が続きにくいので、短時間ずつ取り組ませましょう。
2つ目は、イライラし始めたら休憩することです。根詰めて取り組ませても逆効果です。気分が乗らないときは、おもいきって休憩させましょう。
3つ目は、得意科目からスタートすることです。そのほうが、勉強がいやにならずに続けられます。この3つを意識してみてください。
本日のまとめ
親子関係が良好でアクティブ進路が決まっていれば、ADHDでも大きな喧嘩にはなりません。スマホのルールもきちんと守れます。
ADHDの子に勉強を教えるときは、勉強時間を細切れにする、イライラし始めたら休憩する、得意科目からスタートするのがコツです。
明後日ですが、「愛着障害を乗り越え、昼夜逆転を直した報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!ADHDの子どもの勉強の教え方
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