先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子は 将来、行きたい高校の選択肢の幅を広げたいと、自らの意思で塾に通っています。
しかし、構え過ぎるのか、定期テストの度に数日前から、頭痛や腹痛を訴え「行きたくない。やりたくない。」とメソメソします。
あまりにも毎回訴える為、メンタルクリニック等で、認知行動療法などを受けた方が良いのか悩んでいます。
最近、プレッシャーがかかるタイミングで体調が悪くなる、という相談が増えています。テスト前だと、結果も出なくなりますよね。
そこで本日は根本的な原因と、親のサポート法をお伝えしていきます。
相談者が言うように、認知行動療法も、効果は期待できます。ただし親のサポートだけでも、症状を改善させることができます。
体の不調がなくなれば、定期テストや高校受験当日も、力を発揮することができるようになるでしょう。高校の合格率も、必ず上がるはずです。
考えられる2つの原因
お子さんがテスト前におなかが痛くなる場合、考えられる原因が2つあります。
1つ目は、「性格、気質、体質」です。子どもによって悩みやすいタイプ、ストレスがたまるとおなかに来るタイプなど、様々です。
今回の相談者の方も、悩みやすく、ストレスが体の不調につながるタイプといえるでしょう。これは生まれつきのものなので、すぐには変えられません。
2つ目は、「プレッシャーをかけすぎている」ことです。人はプレッシャーが強い状況に置かれると、ストレスが増えます。
今回の場合、親、先生、家庭教師などが勉強のプレッシャーをかけているかもしれません。もしそうなら、次の方法で改善していきましょう。
性格を変える方法
「性格、気質、体質」は、基本的には変えることはできません。しかし、時間をかければポジティブな思考にすることができます。
その場合、ポジティブな思考の人と接する時間を増やすようにさせましょう。楽観的な友達と遊ぶ頻度を増やさせるといいです。
また、親ができることとしては、「テストが悪くても問題ないよ。大切なのは結果よりも努力だよ」「勉強よりも今楽しむことが大切」
とプラスの声掛けをしていくことです。今回の相談者のお子さんは、勉強が大事なことは十分わかっています。
そのためこういった声かけをして、日ごろからポジティブな思考に考える訓練をさせましょう。
プレッシャーをなくす方法
目の前の子どもに対して、ダメな言葉をかけてしまうとプレッシャーになってしまいます。たとえば、
「このままだと高校行けないぞ」「なんだこの点数!ゲーム取り上げだ」「次のテストで悪かったら人生終わり」
このような言葉をかけていませんか?お父さんお母さんが言っていなくても、塾の先生や学校の先生が言っていれば子どもにとって悪影響です。
子どもと相談をした上で塾をやめたり、学校の先生にはネガティブ発言をやめてもらうように話し合いをしましょう。
まずは子どものプレッシャーの原因がどこにあるかをチェックすることが大切です。
本日のまとめ
テスト前におなかが痛くなる原因は、性格、気質、体質と、プレッシャーが強いことです。
普段からポジティブな声掛けをして、子どもの肩の荷を下ろしてあげましょう。また、プレッシャーの原因をチェックし、なくしていきましょう。
徐々に体の不調は、改善されていくはずです。
明日ですが、「子どもがうるさい場所で勉強したいと言ったら?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!テスト前におなかが痛くなる子のサポート法
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