先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高2女子です。中2から成績も、課題の提出率も上がりません。
何回も親や先生に言われているのですが、どうしても課題に手がつけられず、その結果成績も落ちてしまっています。
自分からやろうと心がけてはいるものの、根性が足りないのかどうしても課題が出来ません。
子どもが高校生になっても勉強しないと、親としては心配になりますよね。そこで今回は、高校生の子どもの勉強やる気ＵＰ法をお伝えします。
間違った対応をしてしまうと、親子関係が悪くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
中学生とは考え方が異なる点もありますので、参考にしていただければ幸いです。
考えられる２つの原因
なぜ相談者さんのお子さんは、成績が落ちてもやる気が出ないのでしょうか？考えられる原因は、２つあります。
１つ目は、愛情バロメータが低いからです。親子関係が悪いと、行動するためのエネルギーが出てこなくなります。
学校に行けていたとしても、勉強できるまでのエネルギーには至っていないと可能性があります。
２つ目は、やり方がわからないからです。エネルギーがあっても、勉強のやり方がわからなければできません。
高校生の子育てで力を入れてほしい「弁当づくり」
高校生の子どもの愛情バロメータを上げるには、「弁当づくり」に力を入れるのがおすすめです。
子どもが好きな物を入れたり、嫌がらなければ手紙を添えたりすることで、愛情を伝えることができます。
愛情バロメータが上がり、会話ができるようになったら「このままだとどうなるか」という事実を伝えましょう。
「あなたの人生だからあなたが決めればいいよ。でも赤点を取れば留年や退学になるよ。その場合、働かないと行けなくなるよ」という感じです。
やり方を伝えるのは親か第三者
事実を伝えた上で、このままだとマズイということが理解できれば、助けを求めてくるでしょう。
そのタイミングで、「必要なら家庭教師を雇ったり、宿題の丸付けなら手伝えるよ」など具体的に提示してあげればＯＫです。
親が教えたり家庭教師や塾を利用しながら、わからない問題を解決していけるようサポートしていきましょう。
もしそれでも勉強しないなら、退学や留年になるのを待ちましょう。そもそも学校や進む方向性があっていない可能性もあるからです。
そこで転校して再スタートを切るのか、働くのかを決めましょう。
本日のまとめ
愛情バロメータが低い、勉強のやり方がわからない、こういう状態では勉強のやる気は出ません。
高校生の場合、弁当を上手に活用して、良好な親子関係を築きましょう。勉強しないとどうなるかの事実を伝え、できるサポートをすることも大切です。
明日ですが、「正常な反抗期と危険な反抗期２つの違い」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説！高校生の勉強やる気UP法
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