先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高1の娘は学校は行きますが、スマホから離れられません。高校に入るとき約束もしましたが、全く守らず、学力体力視力気力が低下しています。
見るだけでなく、SNSで知り合った人と連絡を取り合っています。会うことは絶対にしないと言っていますが、心配です。
子どもがSNSから離れられずにいると、心配ですよね。間違った対応をすると親子関係が悪化し、子どもが困ったときに相談してくれなくなります。
そこで今回は「SNSから離れられない高校生への対応法」について解説しましょう。
正しく対応することで、危険を未然に防ぐことができます。スマホ時間を、勉強に充てることもできるようになるはずです。
困ったときは相談できる関係を作ろう
高校生にもなると、親がスマホを管理するのは現実的に難しいです。
そのため、何かあったときは必ず相談してもらえる良好な親子関係を作っておきましょう。それが、唯一できる予防策です。
本当に困ったときに子どもがすぐに相談してくれれば、早めに手を打つことができるからです。
ただし、SNSで知り合った人とは会わないというルールは、事前に伝えておきましょう。
やるべきことができているかチェック
次に、やるべきことができているかをチェックしましょう。高校生のやるべきことは、主に2つあります。
1つ目がきちんと学校に行くこと、2つ目が赤点を取らずに卒業することです。
これらがきちんとできているなら、やるべきことはできています。その範囲内でスマホを使うのは、問題ありません。
できていない場合は、「最近赤点があるよね、このままだと留年になっちゃうよ」というように現実を伝えることが必要です。
赤点も取っていないなら?
やるべきことはできている、でももう少しスマホを我慢して勉強を頑張ってほしいのが、親ですよね。
この場合はスマホを注意するのではなく、行きたい大学や夢を見つけるサポートをしましょう。たとえば、将来任天堂で働きたいとします。
そこに就職するためには、東大や京大を出ないといけないとわかれば、勉強しようと思えるからです。
ただ「勉強しなさい」では動かないので、勉強したくなる仕組みを作りましょう。そのためには、夢や志望校を見つけるのが効果的です。
本日のまとめ
高校生にもなると、親がスマホを管理するのは現実的に無理です。そのため、困ったときは相談してもらえる関係を作っておきましょう。
学校にきちんと行っていて、卒業も無理なくできそうであれば、スマホの時間を注意する必要はありません。
それでも勉強を頑張らせたい場合は、勉強するメリットを見つけていきましょう。
明日ですが、「叱るのをやめたら、スマホ漬けの息子との会話が増えた事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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