先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小五の男子です。四年生になってから、授業中じっとしていられない、姿勢保持ができない、と学校から言われました。
文字は読み取るのが大変なほど汚くて、特に平仮名はぐちゃぐちゃです。国語の文章題はまずその文章を読むのがめんどくさいといいます。
算数、理科はクラスでも上位の学力と言われています。どうフォローしてあげればいいでしょうか?
最近、文章を読むのが苦手な子が増えています。私自身も中学、高校生ぐらいまではこのタイプで、国語は苦手でした。
そこで本日は、文章を読むのが苦手な子のサポ-ト法をお伝えします。国語だけでなく、すべての教科の成績UPにもつながるはずです。
文章を読むのが苦手な子の直し方
文章を読む速さは、これまでに読んだ文章量に比例します。そのため普段から本にたくさん触れている子は、読むスピードが速いです。
一方、本が苦手な子も、たくさんの本を読むことで慣れていきます。ただし、つまらない本を最後まで読むのは難しいでしょう。
そのため、サッカーが好きな子にはサッカー選手の自伝、恋愛に興味がある子であれば恋愛小説など、興味ある分野の本を見つけてあげましょう。
好きな内容であれば無理なく読むことができ、文章に慣れていくことができるはずです。
注意!学習障害の可能性もある
ただし、今回の相談者さんがどうかわかりませんが、あまりに字が汚い場合、学習障害の可能性もあります。
- 文字を読み取るのが大変なほど汚い
- まっすぐな線が書けない
- 国語は20点、数学は95点というくらい、得意な教科と苦手な教科で差がある
- 授業中じっとしていられない
客観的な意見をもらったり、基本的な向き合い方をフォローしてもらえたりするからです。
また症状が悪化したときにも相談できるため、安心感につながるはずです。
発達障害傾向の子が勉強で意識すること
発達障害である場合、意識してほしいことが2つあります。1つ目は、問題のレベルを子どもに合わせることです。
今は小学校5年生だとしても、勉強のレベルが小学校1年生なら、そのレベルの文章から練習をしましょう。
2つ目は、苦手を克服するよりも得意を伸ばすことを優先させるということです。
発達障害傾向のある子は、苦手なことと得意なことの差が激しい特徴があります。得意を伸ばすことで、才能は開花しやすくなるでしょう。
本日のまとめ
文章を読むのが苦手な子には、興味ある分野の本を読ませて、文章に慣れさせましょう。
発達障害の傾向があるなら、苦手克服よりも得意を伸ばすことを意識するといいでしょう。
明日ですが、「宿題をしない子への正しい接し方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!文章を読むのが苦手な子の対応法
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