先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2男子。中1から通った小集団個別塾を辞めたいと言います。成績も学年2割、漢検英検も合格し順調だと思っていました。
入塾のときに同意も得たし、進級前に継続の意思確認もしたのに、この塾は母が決めたなど、人のせいにします。
来年は受験です。今ではほとんど自宅で自主学習していません。どうしたら改善できますか?
突然こどもから「今まで頑張ってきた塾をやめたい」と言われたら、親として悩みますよね。今後の成績が不安になるのも当然でしょう。
しかし、ここで間違った対応をしてしまうと、塾をやめるどころか、不登校や親に対しての暴言や暴力に発展することもあります。
一方、正しく対応ができれば、子どもがしっかり学習できる環境をつくることもでき、成績もキープできるはずです。
子どもが途中で塾をやめたいという理由
子どもが途中で塾をやめたいという理由は、主に2つあります。
1つ目の理由は「愛情バロメータの低下」です。親からの愛情を感じられなくなると、全てに対して無気力になります。
2つ目の理由は「塾が合わなくなったから」です。雰囲気が合わなかったり、友達関係のトラブルがあったり、先生から叱られたりしたなど、
一時的に合わなくなることもあるでしょう。まずは、どちらに当てはまるのかをチェックしてみてください。
愛情バロメータをチェック
では、愛情バロメータが高いか低いかは、どのように判断すればいいのでしょうか。判断する基準としては、
- 子どもから他愛のない話をしてくれるか?
- 子どもがしたくない話(勉強、受験、友達関係の悩みなど)ができるか?
そうではないなら、下がっている原因をなくすことが大切です。もしも勉強の話ばかりしているなら、一旦やめましょう。
その上で、子どもが求めていることを行う必要があります。子どもが好きな話題の話をしたり、好きな料理を作ったりなどを意識するといいでしょう。
塾が合わなくなった場合にすべきこと
愛情バロメータに問題がない場合は、塾で何かあったのかを聞いてみましょう。何かしらのトラブルがあった場合、塾の先生に相談することが大切です。
原因を話してくれないなら、先生に最近の様子をこっそり聞いてみるのもいいでしょう。
それでも解決しなかったり行きたくなかったりする場合は、雰囲気が合わなくなったのかもしれません。
1ヶ月様子を見て、気持ちが変わらなければやめさせましょう。
その上で別の塾や家庭教師、家庭学習に切り替えるなど、子どもが望む方法を一緒に考えることが大切です。
本日のまとめ
子どもが途中で塾をやめたい原因は、愛情バロメータの低下、もしくは塾が合わなくなったからがほとんどでしょう。
親子関係が悪くなると子どもは無気力になるため、まずはここを改善していくことが大切です。塾が合わない場合は、先生に相談しましょう。
1ヶ月間様子を見て、子どもの気持ちが変わらなければ、塾は辞めて別の方法を考えることが大切です。
明日ですが、「不登校、無気力、反抗が全て改善した事例」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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