先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の娘はかなりわがままです。やってもらって当たり前のようなひどい言い方、いやな言い方をします。自分の方が上と思っています。
暴言なら「そんな言い方するならしません」と言えるのですが、いつも微妙で悩みます。「言い方がいや」と言っても、納得しません。
親子関係も余計にこじれる感じです。でも聞くとすごくいやな気持ちになります。こっちが嫌な気持ちになるなら、暴言とみなしていいのでしょうか。
明らかな暴言であれば、親として毅然とした対応をとることが大切です。しかし、微妙なラインの場合、悩みますよね。
こういった場合、親子の関係や愛情バロメータがどういう状態かで伝えるべきことが変わってきます。
今回の内容を知っていただければ、子どもへ伝えたいことを伝えられるようになります。子育ても楽になるでしょう。
嫌な気持ちになるなら素直に伝えよう
嫌な気持ちになるなら、それを素直に伝えるべきだと思います。
そうしないと、子どもは「何を言っても親は許してくれる」と思うからです。ただし、伝え方には気をつけましょう。
「そういう言い方されたら、お母さん悲しいよ」という感じで気持ちを伝えるようにするといいです。
すぐに直るわけではありませんが、いずれ子どももわかってくれるでしょう。子どもが落ち着いているタイミングに言うのもコツです。
愛情バロメータによって言い方を変える
愛情バロメータによって、言い方を変えることも必要です。これが高い場合は、親の言うことを素直に聞いてくれるからです。
ある程度高いなら、「悲しいからやめて欲しい」と深刻に伝えましょう。その方が、しっかりと気持ちが伝わります。
低い場合は、深刻に伝えるとウザがられる可能性があります。「それは悲しいな~」と軽く伝える方がいいでしょう。
親子関係が悪化すればするほど、親が伝えたいことが伝えられなくなります。そのため、日頃から良好な親子関係をつくっておくことが大切です。
親と子はどちらが上なのか?
親と子の関係は対等、もしくは親がやや上くらいがベストだと私は考えています。
子どもが上、親が下になってしまうと、言うことを聞いてくれなくなるからです。
一方、親が上で子どもが明らかに下だと、親子で距離ができてしまったり、親が怖いと思ってしまったりするでしょう。
小さい頃はやや上、大人に近づくにつれて対等な関係になっていくのが理想といえます。
本日のまとめ
子どもからの言葉で嫌な気持ちになるなら、そのことを本人に伝えた方がいいでしょう。ただし愛情バロメータが低い場合は、タイミングや伝え方に注意することが大切です。
親子関係が悪化すればするほど、伝えたいことが伝えられなくなります。そのため、日頃から良好な親子関係をつくっておくことを意識しましょう。
明日ですが、「中学生の生活習慣チェックテスト」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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