先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高一の息子がテスト日にも欠席しています。勉強したくないそうです。
中3夏休み後に不登校が始まり都立高校に入りたいと希望、入学しましたが家でずっとゲームしてます。高卒の資格は欲しいと言っています。
本人が希望を言うまでなるべく待ちたいのですがのんびりしていられない状況です。今は親として何が出来ますか?
テスト日まで欠席をするほど、お子さんの勉強のやる気が出ていないと、親としては心配になりますよね。
そこで今回は、勉強を拒否してしまっている高校生のお子さんに、親ができることを紹介しましょう。
間違ったサポートをすると、成績が上がらず進級できなくなり、留年や退学になってしまうかもしれません。
考えられる2つの原因
子どもの勉強のやる気が出ない場合、2つの原因が考えられます。
1つ目は、愛情バロメータが低いことです。テストを欠席している場合、勉強をするだけのエネルギーがないのかもしれません。
愛情バロメータは、行動するためのエネルギー源です。これが低いと、いずれ学校に行くエネルギーもなくなってしまいます。
2つ目は、現実を理解していないことです。勉強をしないと、今後どうなるかがわかっていない可能性も考えられます。
まずは、愛情バロメータUP
そこで、まずは愛情バロメータのUPから始めましょう。進路や勉強の話は一旦やめ、子どものしたい話をすることが大切です。
また、好きな料理を作ったり、子供と一緒にゲームをするなどもいいでしょう。
ある程度改善の兆しが見られたら、人生を考えるきっかけになるような新しい刺激を入れるといいです。
ボランティア活動に参加したり、行ったことがない所に行ったり、会ったことがない人に会ったりすることで、新しい発見があります。
愛情バロメータが高いのにやる気が出ないときは?
子どもが現実を理解していない場合、次の4つのサポートをしてみましょう。
1つ目は、現実を冷静に伝えることです。「このまま赤点だと、留年になる」という話をしましょう。
2つ目は、親ができるサポートを伝えることです。塾や家庭教師を契約するなど、できるサポートを伝えましょう。
3つ目は、勉強したいと思える動機を作ることです。4つ目は、留年になったらどうするか決めることです。いざという時のことも、一緒に考えておきましょう。
本日のまとめ
子どもの勉強のやる気が出ない場合、まずは愛情バロメータのUPから始めましょう。
それでもやる気が出ない場合は、現実を冷静に伝え、動機づけをしていくことが重要です。
明日ですが、「心から行きたかった学校へ合格した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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