社会で生きていく中で、人間関係というのは避けて通れないものです。これは子どもだけではなく、親にも言えることでしょう。
そこで今回は、親も子どもも使える、人間関係の原則について紹介します。
これを知っていると、人間関係での悩みが減り、日々の生きづらさがなくなるでしょう。お子さんが人間関係で悩んでいたら、ぜひ共有していただければ幸いです。
人間関係は「さしみ」の法則
人間関係に関して「さしみ」の法則というものがあります。「さしみ」というのは「3割、4割、3割」の語呂合わせです。
世の中にいる人の3割は、絶対にあなたの味方になってくれます。4割は、あなた次第で敵にも味方にもなる人です。
最後の3割は、あなたがどれだけ優秀でも絶対にあなたの敵になります。世の中の人間関係は、この仕組みで回っているのです。
内閣の支持率などを見てみると、最低でも3割前後、最高でも7割前後に収まっていますよね。それと同じです。
つまり、自分がどんな人間でも絶対に味方になってくれる人もいれば、絶対に敵になる人がいるのが、この世の中です。
全員から好かれようとするのは間違い
「さしみ」の法則からわかるのは「全員に好かれるのは無理」ということです。よく小学校などでは「みんなと仲良くしよう」と言われます。
しかし、現実にはそうはいきません。これは敵になる3割の人が悪い人だということではなく、気が合わない人が必ずいるからです。
合わない人と無理やり合わせていくのはどうしても疲れてしまいます。そのため、味方になってくれる3割の人と仲良くしていくことが大切です。
もちろん、自分のことが嫌いな3割とも、最低限挨拶くらいはできる関係性は築いておきましょう。悪口を言ったりするのはダメです。
今もし、友達ができていなかったら?
お子さんが、クラスで友達ができない場合、たまたまクラスに自分と気が合う3割の人がいないだけかもしれません。
そこで、気が合う人たちとの出会える場を、親が作ってあげることが大切です。たとえば、クラブ活動や習い事などを変えてみると、出会えるかもしれません。
子どもだけで変えるのは難しいので、親がサポートしましょう。もちろん、これは親にとっても同じです。
今孤独に頑張っているのであれば、居心地がいいと思える環境に身を置いてみましょう。
本日のまとめ
「誰とでも仲良くする」というのは理想的です。しかし、現実的ではありません。
自分がどれだけ優秀でも「自分のことが嫌いな人がいる」ということを押さえておくだけで、気持ちが楽になります。お子さんにも伝えてあげて下さい。
明日ですが、「反抗期の思春期女子への対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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