子どもが心配で、いろいろと言いたくなってしまう方は多いでしょう。
ただし、過干渉になってしまうと子どもの成長に悪影響が出てしまいます。今回は、どのような悪影響があるのかをステップにわけて紹介しましょう。
事前に過干渉の悪影響を理解していただくことで、過干渉をやめられるはずです。その結果、親子関係が良くなるので、子育てのストレスもなくなると思います。
第一段階:親子関係が悪くなる
過干渉による悪影響の第一段階は、親子関係の悪化です。特に思春期の子どもは、正しいことであっても親から言われすぎることを嫌います。
その状態が続くと、だんだんと「言われること」ではなく「親自体」が嫌いになってしまうのです。
そうなると、そもそも話を聞いてくれなくなり、より一層話し合いが難しくなります。本当に大事な事さえ、伝えられなくなるのです。
もちろん、ある程度の干渉は必要でしょう。特に迷惑行為や人を傷付ける行為、法律に違反する行為は、しっかり注意することが大切です。
第二段階:問題行動が出てくる
過干渉による悪影響の第二段階は、問題行動です。親から毎日のように何かを言われ続けていると、子どもは少しずつストレスをため込みます。
学校でも、日ごろから友達関係のストレスを抱えているため、ストレスフルの生活になってしまうでしょう。
するとどこかで限界に達し、親や先生に対して、暴言や暴力などをするようになってしまうのです。
また、子どもの気質によっては、無気力になってやる気がなくなってしまうこともあるでしょう。
第三段階:指示がないと動けなくなる
過干渉による悪影響の第三段階は、指示がないと動けなくなることです。
小さいころから自分が何かをしようとしたときに止められたり、指示されたりし続けると、自分の意志で動けなくなります。
この状態になってしまうと、後から過干渉をやめたとしても、すぐに動けません。つまり、指示待ち人間になってしまうのです。
すると、出世などができにくくなります。そうならないようにするためにも、今のうちから過干渉にしないことが重要です。
本日のまとめ
過干渉で接すると、「親子関係が悪くなる」「問題行動が出てくる」「指示がないと動けなくなる」という悪影響が出ます。
こうなってからでは遅いので、子どもに何か指示をしすぎていたら、少しずつ減らしていきましょう(迷傷法以外)。
明日ですが、「時間を守れない中学生への対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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