先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2娘(1年近く不登校)と小6息子がいます。娘とは毎日コミュニケーションとって、トランプしたいドライブ行きたいスタバ行きたいなど全て聞いてます。
しかし息子も学校を休みたいと言い出しました。「姉は毎日好き勝手に遊んでるのに、自分はなぜ朝から起こされ学校に行かなくてはいけないの?」と。
弟だけ学校に行きなさいと言うのも違う感じがして、どうするのが正解なのかわかりません。
兄弟どちらかだけに「学校へ行きなさい」というのも、心苦しいですよね。実は、兄弟ともに不登校になるケースって多くあります。
そこで今回は、こういった場合、どのように対応すべきかまとめました。このやり方で対応すれば、兄弟二人とも不登校になることを防げるはずです。
弟が、この言葉を言う3つの理由
今回の相談を見ると、弟がこの言葉を言う理由が3つ考えられます。1つ目は、愛情バロメータが下がっているからです。
姉の要望を聞きすぎて、弟に手がかけられずエネルギー不足となっている可能性があります。
2つ目は、学校に行きたくない理由があるからです。弟も何か嫌なことがあり、学校を休むために姉を理由にしているかもしれません。
3つ目は、姉がサボっていると思っているからです。弟からすると、姉が遊んでいるように見えるのでしょう。それだと、行く気をなくしてしまいます。
これらの理由は、複数重なっていることもあります。それぞれ対応法を考えていきましょう。
姉がサボっていると思われないには?
姉がサボっていると思われないためには、「再登校のために頑張っている」と親が自信を持って言えるようにすることが大切です。
そのために、まずは再登校までの流れを明確にしましょう。具体的には、愛情バロメータをUPし、行けない理由を解決することです。
きちんと実践していれば、「お姉ちゃんはサボっているわけではないよ。今学校の先生と話し合いをしていて、来月から少しずつ行き始めるよ」
と弟にも言えるでしょう。親から、姉が再登校へ向けて頑張っていることを伝えてあげるといいです。
兄弟どちらも愛情バロメータが下がったら?
愛情バロメータが下がったことが原因なら、姉と弟それぞれに合った方法で接していきましょう。
たとえば、姉は一緒にお茶するのが好きで、弟は一緒にゲームをするのが好きだとします。
この場合、どちらの要望も聞いてあげるようにすることが大切です。
どちらか一方にだけ時間を使うと、もう一人が不満を持つようになるからです。バランスを意識しながら、時間を割いてあげましょう。
本日のまとめ
兄弟ともに不登校というのは、よくあるケースです。このとき、それぞれに合った方法で愛情を注ぐことが大切です。
2人が望むことをしっかりと把握し、それぞれに時間を使うことを意識しましょう。
明日ですが、「過干渉で育った子どもの末路」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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