時間を守れない中学生への対応法

時間

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中学1年女子です。時間が守れません。お風呂に入る時間や、帰って来る時間等、子ども本人が決めた時間なのに全く守れません。

基本的な生活面にしても勉強面にしてもどんどんダメになっていく感じです。

努力しているつもりですが愛情バロメータがどんどん下がっているということになるのですか。

お子さんが時間にルーズだと、心配になりますよね。子どものうちから、時間を守る練習をさせることは必要です。

ただし、子どもが時間を守れないのにはいくつかの理由があります。それを理解しないで強制すると、愛情バロメータは下がってしまうでしょう。

親が正しくサポートをすることで、時間や約束を守れるようになります。子どもの将来への不安も減るはずです。

子どもが時間を守れない3つの理由

愛情

子どもが時間を守れないのには、3つの理由があります。

1つ目は、愛情バロメータが低いからです。愛情バロメータが低いと、子どもは約束を守りたいと思わないでしょう。

2つ目は、守る力がないからです。約束を守りたいとは思っているものの、その能力が欠けていることもあります。

3つ目は、あまりにも無理な時間を約束しているからです。

たとえば中学生に「17時には帰りなさい」「21時に寝なさい」というような約束は、守るのが難しいでしょう。

中学生で守る力がない時は?

電話をかける

守る力がないケースについては、「幼い子どもならともかく、中学生にもなってそれはない」と思われるかもしれません。

しかし、大人になっても苦手な方もいます。約束をしても、遊びに夢中なると、つい忘れてしまうことがあるからです。

この場合は、親がサポートをすることで解決できます。時間になったら電話をかけたり、迎えに行ったりしましょう。

約束を忘れないようにメモをさせたり、見やすいところにスケジュールをつくったりするのもおすすめです。

愛情バロメータは様々な要素で決まる

親子

今回の相談者さんは、愛情バロメータが低いことが原因では?と書かれています。

子どもが約束を守れない場合、愛情バロメータが原因になることもあります。ただ、それ以外の要素もあるので、どこに原因があるかをチェックすることが大切です。

参考までに、愛情バロメータがどれくらいかは、普段の言動や行動から知ることができます。

たとえば「子どもから他愛もない話をしてくる」場合、高いことが多いです。普段から色々話してくるなら、その他の要素が原因である可能性が高いでしょう。

本日のまとめ

時間

時間を守ることは、確かに大事なことです。ただし、その約束が押し付けだと、子どもはストレスを感じます。

また、守りたいのに守れていない状況が続くのも、本人に無力感を与えることになります。しっかりとしたサポートで解決を目指していきましょう。

明日ですが、「親に甘えずに育った子の特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!時間を守れない中学生への対応法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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