先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小学校5年生の男の子の母親です。息子は、何でも面倒くさがります。勉強は特にです。どうやって、やる気を出させたら良いのでしょうか。
最近は「面倒くさがり」の子が増えています。やらなくてもいいことなら問題ないですが、やるべきことができないと困るでしょう。
これは子どもに関してだけではなく、大人も共通です。この記事では、子どもがめんどくさいと言って行動しないときの改善ステップを紹介しましょう。
順番にやっていくことで、行動力をアップさせることができます。宿題などもできるようになるはずです。
めんどうくさがり屋になる3つの理由
子どもが面倒くさがりになってしまうのには、大きく3つの理由があります。まずは、何が原因でやる気が出ないのかを考えてみましょう。
1つ目は、愛情バロメータが低いことです。愛情バロメータが低い状態では、様々なことへのエネルギーが湧かず、何事にもやる気が出ません。
2つ目は、やり方がわからないことです。最初はやる気があっても、やり方がわからずにつまずくと、次第にやりたくなくなってしまいます。
3つ目は、自律性が低いことです。これは、やるべきことのほかにやりたいことがあって、そちらを我慢できないケースです。
できるようになるまで親が一緒にやろう
面倒くさがる理由が「やり方がわからない」場合、できるようになるまで親が一緒にやりましょう。
たとえば宿題ができない場合、わからないところを見て教えるだけでもやる気が出ることがあります。親が見るのが難しいなら、家庭教師や塾を使うのも手です。
また、片づけのような日常のことも、一人でできないなら一緒にやってみましょう。一緒にやるのを嫌がるようなら、勝手に片づけていいのかを聞けばいいです。
いずれの場合も、過干渉にならないように注意しましょう。過干渉になると、なおさらやる気がなくなるからです。
自律性を養う方法
それでは、自律性を養うのにはどうしたらいいのでしょうか?まず前提として、親子関係を良くしましょう。
親子関係が良くないと、何を言っても子どもは真面目に聞いてくれないからです。普段からしっかりとコミュニケーションを取り、他愛ない会話ができるようにしましょう。
ここが改善したら、次に子どもが守れる約束をします。たとえばゲームばかりで、宿題ができていないとしましょう。
この時は「忘れたら先に宿題をやる」「忘れた時は、ゲームの前に一緒に宿題をする」というような約束をするのです。
その際、必ず子どもと話し合ってルールを決めましょう。子どもは、一方的に決められた納得できない約束は守れないからです。これを続けていくと、少しずつ自律性が養われます。
本日のまとめ
面倒くさがりを解消するのには、面倒くさがる理由を知らなければいけません。
どうしてやる気が出ないのか、しっかり子どもを観察して把握するところから始めましょう。
明日ですが、「小学生におすすめの習い事」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
この記事へのコメントはありません。