学校に馴染めない子へ親ができるサポート法

馴染めない

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

海外転勤に伴い、子供が学校で言葉や友達に馴染めません。授業中答えられず、自信喪失しています。学校から帰ると部屋に直行です。

現地の言葉は最低限わかるようですが、完璧にわかる子しかチームに入れず、以前のスポーツも続けられません。家族とはおいしくごはんを食べ、ハグもするし、旅行もついてきます。

学校のカウンセリングでは正常と言われ、サポートがありません。中1になり、成績ももうトップではなく、いろんなことに興味がないようです。

子どもにとって、馴染めない学校に通うのは辛いことです。ご相談は海外の学校でのことですが、日本の学校でも同じことは起こります。

そこで今回は、海外の学校に馴染むことができない子どもに、親がどのようなサポートができるのかを紹介しましょう。

この記事のように対応していかないと、いずれ子どもは学校に行かなくなってしまうかもしれません。そうなる前に、早めに対応しましょう。

スポーツ選手が海外のチームに行ったら?

スポーツ選手

今回のようなトラブルは、大人の世界でも起こります。たとえば、スポーツ選手が海外に行った場合などです。

言葉が通じないために孤立してしまい、プレーでチャンスが回ってこなかったりするのです。

大人がこういう状態になったら、解決策は2つしかありません。言葉の壁を自分で乗り越えるか、スポーツの実力でねじ伏せるかのどちらかです。

それができなければ、海外でのプレーをやめて、日本に帰国するしかありません。

子どもが悪いのではなく環境が悪い

飛行機

今回の相談も、これと同じです。親子関係は良好で、もともと成績も良いため、原因は環境にあります。

この場合、取れる選択肢は、次の4つです。1つ目は、1年間頑張って言葉をマスターすること。

2つ目は、日本人学校を探し、言葉が通じる環境に変えること。3つ目は、旦那さんには単身赴任してもらい、母親と一緒に日本に帰国すること。

4つ目は、子どもだけ帰国して、祖父母の家などから学校に通うことです。どれがいいかは、状況によって異なります。

親が選択肢を出し、子どもに決めさせる

話し合う

1つ目の方法で乗り越えることができれば、その後世界で活躍できる人間になれるかもしれません。ただ、誰もができることではないのも事実です。

2つ目の方法ができれば、一番ベストです。ただ、それができないから、相談されている気もします。となると、現実的に可能なのは、

3つ目の方法です。あくまでも私の個人的な意見ではありますが、私は親の仕事のために、子どもを犠牲にするのはよくないと思っています。

なので旦那さんが一人で暮らせるなら、この方法がおススメです。ただ、どうしても難しいなら、4つ目の方法を選ぶ形となります。

いずれの場合でも、親が子どもに選択肢を提示して、子どもにどうしたいのか、本音で話してもらうのが重要です。

本日のまとめ

笑顔

言語が通じないような環境では、優秀な子でもうまくやっていくことはできません。それが当たり前です。

親がどう環境を変えるのか選択肢を提示して、子どもに決めてもらうようにしましょう。

明日ですが、「オール5をとり志望校へ合格したサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!学校に馴染めない子へ親ができるサポート法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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