先日このような相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
子どものLINEの内容を見ない方がいいでしょうか?スマホを持たせた時にチェックして、注意してきました。
見れば気になって、つい注意してしまいます。これは、いけないことでしょうか?
子どもが、ケータイやスマホ、パソコンなどを頻繁に使っていると、親は「どんなことをしているの?」と気になります。
いじめを受けていないだろうか?見知らぬ人に騙されていないだろうか?課金してたくさんのお金を支払っていないだろうか?・・・と。
そこで本日は「親は子どものLINEを見てもいいのか」解説します。
この心配事は、外部と自由に通信できるツールを子どもに持たせた時から始まります。誰でも1度や2度は抱える悩みだと思います。
この対処法を知っておけば、悩むこともなくなりスムーズに対応できるようになります。そして親子の仲も改善されることでしょう!
目次
子どものLINEを見るのは、信頼していない証拠
最初に大事なことをお伝えします。子どものスマホを見る行為は、「あなたを信頼していませんよ」と子どもに伝えているのと同じです。
なぜなら、子どもを100%信頼していたら、見る必要などないからです。信頼していないからこそ、見てしまうわけですね。
もちろん、子どもから相談されてLINEのグループチャットを見る場合は問題ないのですが、親が子どもの同意なしに、勝手に見ているとしたら、子どもはこう思います。
「お父さんやお母さんは、私を信頼してくれていない・・・」と。その結果、愛情バロメータが下がるため、子どもはますます問題行動を起こすようになります。
こういった理由から、私は子どものスマホを見ることはおすすめしていません。
親が子どものスマホを見てしまう2つの理由
ではなぜ、親は子どものLINEを見てしまうのでしょうか?多くの場合、次の2つの不安があるからです。
友達とのトラブルが起きていないか
昨今はLINEでのいじめが多く起きています。SNSを使ったイジメやトラブルに巻き込まれていないか、と親は不安になると思います。同級生から、先輩から、仲間から、子どもがイジメを受けているのでは?と想像してしまうと、うまくいっているのかを確認したくなるのは当然でしょう。
また、Twitterなどを通して、親が知らない人と親密に繋がっているのでは?と考えてしまうと、さらに不安が増すと思います。ではこの不安を解消するにはどうしたら良いのでしょうか?
答えは「愛情バロメータを上げる」です。なぜなら、子どもがいじめられたり、困ったことが起きたりしたとしても、愛情バロメータが高ければ、必ず親に相談してくるからです。
子どもが相談してきた時に「危険だから止めた方がいい」「こういう回避方法があるよ」とアドバイスをすれば、子どもは素直に聞き入れます。
有害サイトを見ているのではないか
有害サイトを危惧する親も多いと思います。たとえば、自殺サイト、アダルト系のサイト、ゲームの課金など・・・。それらのサイトに子どもがアクセスしているのでは?という不安もあるかと思います。これに対する解決策は「フィルタリングをかけること」です。
特に、課金に関しては今すぐフィルタリングしても問題ないと思います。フィルタリングしたからといって課金できなくなるわけではありません。
iPhoneの場合、iTunesカードを買えば、それで課金できるので、子どもがどうしても課金したいのであれば、おこずかいの範囲で行えば良いからです。
他の有害サイトは、アプリを使ってフィルタリングレベルを設定するとか、Webサイトのフィルタリングレベルを設定するとかで、対応しましょう。
本日のまとめ
LINEやメールなど、子どものものを見る行為は「お母さんはあなたを信頼していませんよ」と言っているのと同じです。なので、私はおすすめしません。
なぜ、見てしまうのかというと、友達とトラブルが起きていないか、有害サイトを見ていないか、と不安になるからです。
前者は、愛情バロメータを上げること、後者は、アプリやWebサイトのフィルタリングレベルを設定することで、解決できます。
まずはこの方法から試してみてください。なお愛情バロメータを上げる方法は、思春期の子育て講座で解説しています。
>>思春期の子育て講座
次回ですが、「受験に不合格になった時の声掛け法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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