通信制高校の現実

通信制高校

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中学三年、不登校でほぼ家にいます。塾も通っていましたが辞めました。夏期講習もほぼ行かずにやる気がなくなっている様です。

受験しようかと夏休み前は考えていましたが、今は受験するか通信制高校へ行った方がいいのか悩んでいます。

親としてもどうしたらいいのかわからなくなっています。

多くの通信制高校は、出席日数が足りなかったり、内申点が良くないからといって落ちることはありません。

また、毎日登校する必要がないため、自分のペースで卒業まで進めていくことができます。

ただし、通信制高校でもうまくいかない場合があります。「こんなはずじゃなかった!」をなくすために、今からチェックしていただければ幸いです。

通信制高校で成功する子と失敗する子の違い

やる気がない

通信制高校は、登校日数や登校時間が自由です。そのため、自分のペースで無理なく学習を進めることができます。

また、学ぶ内容も全日制高校とは異なり、職業体験や資格取得、美容や料理などの専門的な勉強などができる学校もあります。

このように自由度が高いため、今の学校の仕組みが合わない場合は、通信制でうまくいく可能性が高いでしょう。

しかし、愛情バロメータが低いことが原因で不登校になっている場合、通信制に行ったとしても失敗する可能性が高いです。

行動するためのエネルギーが出てこないため、勉強のやる気が出ないからです。

学校に行けない理由を聞こう

親子

今回の相談者さんの場合、まずは子どもに学校に行けない理由を聞いてみましょう。

勉強内容や仕組みなどの「学校の制度」が合わないという場合、通信制高校を検討するのがおすすめです。

一方、子どもが話してくれない場合は、愛情バロメータが低いことが原因だと考えられます。

この場合、まずは、親子関係を良好にすることからはじめましょう。

友達とのトラブルが原因の場合、先生と協力をして、早めにトラブルを解決させることが大切です。

通信制高校にするか全日制高校にするか

夢

現在不登校だとしても、最初から通信制高校だけに絞る必要はありません。

全日制も通信制も含めて、お子さんが行きたい学校、学びたい内容で判断するのが理想です。

ただし、全日制高校を選ぶ場合は、出席日数の確保が必要です。また、できる範囲で受験勉強をし、定期テストだけでも受けるといいでしょう。

これだけで選択肢が広がり、お子さんの夢に近づくベストな進路が見つかるはずです。

本日のまとめ

高校

不登校の場合、通信制高校を選ぶ子は多くいます。しかし、愛情バロメータが低いと行動するためのエネルギーは出てきません。

まずは良好な親子関係をつくり、全日制と通信制の違いをしっかりと理解した上で、高校選びをしていきましょう。

明日ですが、「子どもに言ってはいけない3つの言葉」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!通信制高校の現実

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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