先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
4月に中学1年生になる娘がいます。娘が進学する中学は、来年度から定期試験を廃止するそうです。
今後、こういった学校も増えてくるのかなと思いますが、定期試験がない場合、先生方はどのような観点で成績をつけるのでしょうか?
最近、定期テストが廃止される学校が増えています。そこで今回は、先駆者である麹町中学校の例をもとに「定期テストがない場合の勉強方法や採点方法」を解説します。
攻略法がわかれば、内申点も上がるため高校受験の合格率もアップします。
その結果、お子さんの充実した学校生活と希望の進路を叶えることができるはずです。親子で参考にしていただければ幸いです。
定期テストを廃止した麹町中
最初に定期テストの廃止を大々的に行ったのは、東京都千代田区立麹町中学校の元校長工藤勇一先生です。
>>工藤勇一先生の著書
定期テスト以外にも、担任制の廃止、服装頭髪指導の廃止、宿題の廃止を実施しました。その結果、他の学校でも定期テストをなくす動きが加速しているわけです。
では、どのように通知表の評定をつけているのか。定期テストをなくしたかわりに、小テストの点数で理解度をチェックしています。
定期テストをなくす2つのメリット
私は、定期テストをなくすことで2つのメリットがあると考えています。1つ目は、わからない問題の早期解決ができることです。
毎週1回小テストをすると、その都度わからないところが見つかります。ここを土日に復習すれば、大きな遅れを取ることがなくなるのです。
2つ目は、勉強の習慣化です。定期テストがあると、テスト前にしか勉強しなくなります。しかし小テストの場合、毎日コツコツ勉強することになるでしょう。
すると、勉強が習慣化しやすくなるのです。
定期テストがないときの勉強法
定期テストがなかったとしても、基本的な勉強方法は変わりません。教科書の音読やワークを繰り返す形で勉強させましょう。
ただし、テスト前にまとめてやることができません。そのため、習ったことはその日の夜にすぐ復習させることが大切です。
たとえば、月曜に因数分解を習ったなら、その日の夜に復習1回目をします。翌日、再度そこを解きなおしさせましょう(2回目)。
そして、小テスト前日に再び解きなおしさせます(3回目)。これで、3回は繰り返したことになります。かなりマスターできるでしょう。
本日のまとめ
定期テストがない学校は、毎週の小テストで理解度をチェックします。このシステムは、わからないところの早期解決と勉強の習慣化に役立ちます。
習ったところをその日の晩、翌日、小テスト前日に再度復習させればOKです。テスト前だけでなく、毎日コツコツ勉強することになるのが大きなメリットです。
明日ですが、「道山流!子どもを天才にする方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!定期テストが廃止されたらどうなるの?
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