子どもには、できれば温和で、優しい性格になってほしいですよね。
「でも、子どもの性格は変えられない」と思っていないでしょうか。実は、子どもの性格は普段使う言葉を変えると変わります。
今回は、親の言葉が子どもの性格に与える影響と、どんな言葉をかけるべきなのかを紹介しましょう。言葉を少し変えるだけで、子どもは性格も優しくなります。
ニューヨーク大学の研究
言葉と性格の関係については、ニューヨーク大学のジョンバルブ教授が行った研究がわかりやすいです。
教授は、大学生にネガティブな言葉とポジティブな言葉を使って文章を作らせる実験を行いました。
その結果、ネガティブな言葉を使ったグループは、攻撃的になりました。一方で、ポジティブな言葉を使ったグループは、些細なことでイライラしなくなったのです。
このことから、普段使っている言葉によって性格が変わることががわかりました。つまり、子どもの性格を変えたいなら、使う言葉を変えることが重要です。
人は環境から影響を受ける生き物
子どもは大人以上に、周囲の環境から影響を受けやすいです。特に、友達や家庭の影響は大きいでしょう。
つまり、一緒にいる友達や家族が使っている言葉を、自然と使うようになるのです。
ただ、親はわが子の友達が使う言葉を変えることはできません。唯一変えられるのは、自分が使う言葉です。
そこで、普段自分が使う言葉が、子どもが普段使う言葉になって性格を決めると考えましょう。
ふわふわ言葉で子どもは落ち着く
では、どんな言葉を使えばいいのか。おすすめは、「ふわふわ言葉」です。
ふわふわ言葉とは、相手の心をぽかぽかと温める言葉です(法務省のHPから参照)。その中でも、次の3つを意識して使いましょう。
1つ目は「ありがとう」です。この言葉を使うと、子どもも親や周囲に感謝ができるようになります。
2つ目は「ごめんね」です。この言葉を使うと、何か悪いことをしてしまった時に、素直に謝れるようになります。
3つ目は「がんばったね」です。この言葉を使うと、子どもの承認欲求が満たされます。心が満たされると、他人にも優しくなれます。
本日のまとめ
子どもの性格は、使う言葉によって大きく左右されます。
使う言葉は家庭で普段親が使っている言葉に影響されるため、普段から親がどんな言葉を使っているか意識することが、子どもの性格を決めるポイントです。
明日ですが、「学校に馴染めない子へ親ができるサポート法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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