不登校のお子さんは、年々増えています。学校へ戻ってほしいと、日々サポートされているお父さんお母さんも少なくないでしょう。
そこで今回は、不登校の状態から通信制高校へ編入し、前向きに挑戦できるようになった中田さん親子を紹介します。
子供が学校に行けなくなった場合、元々通っていた学校へ戻すことがすべてではありません。大事なのは、子どもが安心して過ごせる居場所を作ることです。
親が上手にサポートすることで、お子さんは笑顔を取り戻し、勉強も頑張れるようになるでしょう。
目次
不登校が解決した中田さんの事例
中田さんのお子さんは、中高一貫校に通っていました。中3から不登校となり、会話なし、昼夜逆転、ゲーム依存という状態だったそうです。
そんなときに私のことを知ってくださり、昨年11月に行われた勉強会に参加してくださいました。
この勉強会は、公認心理士で現役フリースクールの校長である小井出博文先生と一緒に行ったものです。
実際に小井出先生が行っている「ひどい引きこもり状態の子でも、学校に行けるようになるサポート法」などを解説しました。
その結果、勉強会の4ヶ月後のには修学旅行に参加できたそうです。また4月に高校から転入し、新たな環境で勉強も頑張れるようになりました。
子どもの笑顔も増え、親もイライラしなくなったと嬉しい報告をいただきました。
不登校を解決するために親が行った3つのサポート
では、中田さんはどんなサポートを行ったのでしょうか。
はじめに、夫婦で一緒に勉強会へ参加し、価値観を共有されました。聞くべき要求と聞いてはダメな要求を、見極めることができたそうです。
次に、子どもと一緒にゲームをしました。共通の話題ができ、家庭の雰囲気が明るくなったそうです。
このような良好な親子関係をつくった上で、最後に将来の話をしました。
子どもの興味ある分野で話をしたことで、「編入」という選択肢ができたそうです。
前の学校に固執していたら、今でも不登校が続いていた可能性が高いでしょう。親が、歩み寄る努力をすることが大切です。
子育てのゴールとは?
そもそも子育てのゴールは、何でしょうか。私は、偏差値の高い学校に入れることだとは思っていません。
将来、子どもが幸せな人生を送るためのサポートをすることだと思っています。つまり、学校を卒業しようがしまいが、関係ありません。
大切なのは、子どもの特徴、興味、才能などを理解し、子どもが楽しく歩んでいける人生の道筋を作ってあげることなのです。
たとえ中高一貫校に入ったとしても、そこが子どもに合わないこともあります。
子どもが合う場所が通信制なら、サクッと転入させることが、子どもが幸せな人生を送るための近道となるでしょう。
悩みを話してもらえるような親子関係をつくろう!
お子さんって、学校や友達のことで困ったことがあったとき、すぐに相談してきますか?一人で抱えこまずに親に相談ができれば、早期解決に向かい、トラブルが大きくなることも少ないでしょう。
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明日ですが、「子どもの勉強を管理するのはやめるべき?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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