先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1の娘です。部活や習い事で忙しく、塾に行きたがらないので、親がプリントを用意したり教えたりしています。
しかし、反抗期も重なり『分かってる!うるさい!』などイライラした態度を取ります。集中力がない、記憶力が悪いが重なり、覚えるのに時間がかかり、こちらもイライラします。
親が教えたり管理する事をやめた方が良いですか?
時間をとって勉強を教えているのに、子どもの態度が良くないと、親としてはイライラしますよね。
この場合、勉強を教えるのをやめるべきでしょうか。実は、子どもの状況によってベストな方法は異なります。本日はそれを紹介しましょう。
子どもに合うサポート法がわかれば、親子関係をキープしながらもやる気アップができます。成績も上がり、受験合格にも近づくはずです。
まずは子どもの気持ちをチェック
はじめに、子どもが親に教えてもらいたいのか、そうでないのかをチェックしましょう。
子どもの気持ちに合わせてサポート方法を変えていくことが、成績UPにつながるからです。
「親に教えてもらいたい」と思っている場合は、この後お伝えするポイントを意識しながら教えてあげましょう。
「教えてほしくない」と思っているけど勉強のやり方がわからない場合は、塾、家庭教師などの第三者サポートを利用するといいです。
親に教えてほしいのに暴言を吐く場合
「親に教えてもらいたい」と思っているのに、いざ教えるとイライラする様子が見られる場合、2つの原因が考えられます。
1つ目は、親の教え方が悪いことです。「なんでこんな問題も解けないの?」というような子どもを否定する言い方をしていませんか?
また、親自身がイライラしながら教えるのもよくないです。自分が子どもだったらどう思うかを考えながら、対応してみましょう。
2つ目は、悪い甘え方をしているからです。家で勉強する習慣がついておらず集中できなかったり、サボりたかったりして、暴言を吐くことで甘えていることもあります。
暴言はダメなことなので、「そういう言い方をするなら、お母さんは教えてあげられないよ」と、毅然とした対応をとりましょう。
もともと教えてほしいと思っていない場合
親に教えてもらうのを嫌がる場合、実は3つの理由が考えられます。
1つ目は「愛情バロメータが低い」です。関係が悪いと、関わりたくないと思います。この場合、関係改善から始めましょう。
2つ目は「やる気がない」です。そもそも勉強したいと思っていないと、教えてもらいたいと思いません。この場合、動機付けが必要となります。
3つ目は「恥ずかしい」です。親に教えてもらうのが恥ずかしい子には、第三者のサポートをつけていきましょう。
本日のまとめ
子どもが親に勉強を教えてもらいたくないと思っている場合は、無理に管理する必要はありません。
塾や家庭教師などの第三者に、勉強面のサポートをお願いするといいでしょう。親が教える場合には、子どもの気持ちを考えながら、発言することが大切です。
明日ですが、「思春期の子どもが求めていること3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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