子どもの可愛さを忘れてしまうことは、誰にでもあるでしょう。このとき、「ダメな親だ」と落ち込む必要はありません。
今回は、こうした気持ちにどのように付き合っていけばいいか、どのように子どもに向き合っていけばいいかをお伝えしましょう。
きちんとした原因にアプローチすることで、精神的にも身体的にも楽になります。子どもとも良好な関係を築けるようになり、笑顔で過ごせるようになるはずです。
大前提!一時的なら問題なし
人間は、完璧ではありません。親といえども、時には子どもに腹が立ったり、かわいいと感じられなくなったりすることはあって当然だからです。
これが一週間のうち1~2日くらいであれば、全く気にする必要はないでしょう。
「親だってイライラするときはイライラする」「人間なんだから仕方ない」という気持ちでいれば大丈夫です。
子どもが何か言ってきたときも「お母さんだってイライラするときもある」と伝えればいいでしょう。
子どもに愛情を感じない3つの理由
ただし、長期的に常に感じる場合は、少し危険です。この場合、次の3つのどれかが原因になっているかもしれません。
1つ目は、精神的、肉体的な疲れです。自分が疲れていると、子どものことまで考えられなくなるからです。この場合、疲れを改善していく必要があります。
2つ目は、愛情バロメータの低下です。子どもは親の愛情を感じられないと、愛情を確かめるために、わざと親の嫌がることをするようになります。
度が過ぎてくると、子どもに嫌気がさしてくるでしょう。3つ目は、自分自身が愛着障害というパターンです。
自分の心が満たされていないと、子どもに愛情を注ごうと思えません。
自分の生活を最優先にしよう
上記の理由のうち、肉体的に疲れている場合は、仕事を調整したり、マッサージをしたりするなど、自分の体をケアしましょう。
精神的に疲れている場合は、友達とランチに行ったり、趣味の時間を作ったりすることが大切です。
「自分は鬱の一歩手前。これは治療のひとつ」と考え、強制的に自分の時間をとるようにしましょう。
愛着障害、鬱になるほどの精神的な疲れの場合は、カウンセリングを受けるのがおすすめです。
一人での解決はなかなか辛いため、早い段階で専門家に話を聞いてもらうようにしましょう。心の治療をすることで、改善できます。
本日のまとめ
親といえども、時には子どもに腹が立ったり、かわいいと感じられなくなったりすることはあって当然です。
あまりにつらいときは、精神的、肉体的な疲れがあったり、愛情バロメータが低下したりしている可能性が高いでしょう。
この場合、強制的に自分の時間を作って、ケアすることが大切です。親の心身が整うことが、愛情バロメータを上げることにもつながります。
明後日ですが、「情緒不安定な高校生女子の対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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