第一志望以外行かないと暴れる子どもへの対応法

家庭内暴力

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

息子は浪人生です。慶応大学以外は行きたくないと言い、受かった滑り止めを蹴ってしまいました。

毎日イライラして壁に穴を開けたりします。反抗期は高三くらいからやってきました。

どのように接したらよいでしょうか?

今回は高校生の子どもがいるお母様からの相談なのですが、子どもが中学生の場合も小学生の場合も対応方法は同じです。

そこで本日は、第一志望校以外は行きたくないという子どもへの対応法をまとめます。

子どもの理不尽なわがままに対する対応法がわかると思うので、進路選択以外の子育てでも応用できると思います。

わがままに対する対応は毅然とした態度

警察

このメールを読んで最初に感じたことは、2つの問題が起きているということです。一つは進路の問題、もう一つは家庭内暴力の問題です。

毎日イライラして壁に穴を開けたりします。

これは家庭内暴力です。家庭内暴力には毅然とした態度で接する必要があります。「イライラするのは勝手だけど家に穴をあけるのはダメだ。我慢できないなら冷静になるまで家に帰ってくるな」

これくらい厳しく接して良いです。それで子どもが暴れるなら警察を呼ぶまでです。ダメなことに対しては毅然とした態度で接しないと、社会性が身につかなくなるので注意しましょう。

説得ではなく選択肢を与える対応が大事

選択肢

次に進路の問題です。第一志望の学校しか行きたくないという子どもの場合、親が説得して志望校を下げさせようとしても無駄です。

こういった子の場合、親ができるのは選択肢を与えることだけです。今回のケースで言うなら、

「慶応以外行きたくないなら浪人していいよ。塾に行くなら塾代も支援する。お父さんもお母さんも全力で応援するから一緒に頑張ろう。」

「もし途中で進路を変えたくなったら、それも応援するし、就職という方法に変えてもいい。お前が決めた人生なら、お父さんもお母さんも応援するよ」

と伝えるのです。浪人する。進路を変える。就職するという3つの選択肢を提示し、最後は自分で決めなさいと伝える。これが一番良いです。

本当の原因は完璧主義で育てたこと

叱る

通常こういった対応をすれば、子どもは1年くらい頑張ってみてダメなら進路を変えるか就職すると思います。それはその子の人生なので、応援してあげればよいです。

ただ今回の相談者の場合、そうならない可能性が高いです。このままいくと、引きこもりになる可能性があるからです。なぜそう思うのかというと、子どもの思考が完璧主義になっているからです。

AがダメならBではなく、Aがダメなら生きている価値がないというような思考になっているのです。

子どもがテストで80点を取った時、80点取ったことを褒めず20点落としたことを叱る育て方をすると完璧主義になることがあります。これは注意してくださいね。

本日のまとめ

愛情

今回の相談者の場合、まずは家庭内暴力に対して毅然とした態度で接することが大事です。次に選択肢を伝え、無条件の愛で応援しましょう。

ただ子どもが完璧主義になっている可能性があります。これを改善するためには、とにかく小さな頑張りをほめることが大事です。

完璧主義が無くなれば、慶応に落ちても次の選択肢を考えられるようになります。

明日ですが、「電車好きの子におすすめの進路選択」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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