自暴自棄な子どもの特徴と改善法

自暴自棄

先日、こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

習い事をやめさせてくれなかったと、反抗が爆発しています。自分のこと嫌いなんでしょと自暴自棄になっていたり、壁を蹴ったりします。

反省して謝罪もしましたが、受け入れてくれません。勉強も頑張っていたし、通知表を一緒に見て頑張ったねと話していたのに、TVを一日中見て過ごしています。

特に父親との関係も修復不可能。家庭内暴力にならないか心配です。

お子さんが自暴自棄になっている状況だと、親としてどういう対応をすればいいか悩みますよね。

間違った対応をしてしまうと、今の状況がさらに悪化して、手をつけられなくなってしまうでしょう。でも、大丈夫です。

今やるべきことがわかれば、親子関係は改善できます。笑顔で会話ができるようになり、子育ての負担やストレスも減るはずです。

まずは誠意を込めて謝罪をする

謝る

今回の相談者さんはすでにされていますが、はじめにやるべきことは誠意を込めて謝罪をすることです。

子どもが過去に親にされたことを根に持つということは、よくあります。

この場合は、「あの時はお母さんが間違っていた、本当にごめんね」というように、誠意を持って謝罪をするしかないでしょう。

人間は誰でも間違いをする生き物なので、仕方ありません。同じことを繰り返さないことが、大切です。

それでも文句を言い続ける理由

文句を言う子供

相談者さんのように、謝罪をしたにも関わらず文句を言われ続ける場合、おそらく愛情バロメータが低いのでしょう。

愛情バロメータが高い状態であれば、親が過ちをしても謝れば子どもは許してくれるからです。

そのため、根本的な原因である愛情バロメータを上げていきましょう。具体的には、子どもが喜ぶことをたくさんすることが大切です。

好きな料理を作ったり、いいところをほめたり、笑顔で明るく過ごしたりすることを意識して、「お母さん変わったな」と思ってもらうようにしましょう。

また、子どもが嫌がることを言ったりしたりしないことも大切です。

理不尽な要求は聞いてはいけない

親子

ただし、子どもからの理不尽な要求は聞いてはいけません。習い事をやめさせなかったとはいえ、子どもは何をしてもいいわけではないからです。

ダメなことを許しても、愛情バロメータは上がらないので注意しましょう。今回のケースの場合、壁を蹴るのはよくないことです。

「習い事をやめさせなかったら、何をしても許されるの?それは違うよね?」というように、子どもが落ち着いているときに話をしましょう。

ただし、愛情バロメータが低いとダメなことをダメと言っても、子どもは聞きません。

そうならないように、日頃から子どもの喜ぶことを行う(嫌がることはしない)こと、理不尽な要求は毅然とした態度で対応することを意識していきましょう。

本日のまとめ

愛情

親であっても、間違ったことをしてしまった場合は、誠意を持って謝罪をすることが大切です。子どもが許してくれないのであれば、愛情バロメータが低いのが原因でしょう。

日頃から子どもの喜ぶことを行うこと、ダメなことはダメと伝えていくことで、親子関係は改善していくはずです。

明日ですが、「子どもがかわいくないと感じる時は?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!自暴自棄な子どもの特徴と改善法

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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