「ひたすらゲームしたい」にどう答える?

ゲーム

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

子どもが望む事が「ひたすらゲームをやりたい」という場合は、どうしたら良いですか?

毎日ゲームを1時間半、それ以外にも私のスマホを奪ってやっていて、夜もダラダラしすぎています。

私は普段から、お子さんが望むことをできる限り聞くこと(過保護の子育て)が、上手に子育てをしていくポイントとお伝えしています。

ただし、応じてもいい望みかどうか判断に迷うことってありますよね。実は、明確な判断基準があります。

これらを守らないと、子どもはやりたい放題となってしまいます。一方、正しい判断ができれば、時間を守り、勉強にも意識を向けることができるでしょう。

絶対に守らないといけない2つのライン

重要

今回の相談者さんのお子さんのように「ひたすらゲームをしたい」というとき、絶対に守らなければいけないことが2つあります。

1つ目は「正しい生活リズム」です。たとえば、「夜2時までゲームしたい」という要求は認めてはいけません。

これが続くと朝起きられなくなり、昼夜逆転生活になったり、不登校になったりするからです。健康にも関わるため、最優先事項といえるでしょう。

2つ目は「学校の宿題」です。ゲームをすることで宿題ができていない場合、認めてはいけません。

宿題は、学校の先生との約束だからです。これが守れないと、社会に出たときも約束を守れず苦労するでしょう。

この2つが崩れない範囲ならOK

OK

上記の2つが守られていれば、基本的には許可してもいいでしょう。

ゲームをすることが悪いわけではなく、ゲームをした結果生活リズムが崩れたり、やらないといけないことができなくなることが問題だからです。

許可する場合は、事前に「この2つを守れなくなったら、再度ゲームの時間を元に戻すからね」と約束しておくといいでしょう。

ただし、親子関係が良くないと、子どもはこうしたルールを守りません。日頃から、良好な関係をつくるよう意識しましょう。

勉強を頑張らせたいときは?

提案

できれば学校の宿題だけでなく、予習やテスト勉強などのプラスαの学習をさせたいですよね。

この場合、ゲームと学習を別の問題としてとらえることが大切です。ゲームをやめさせたからといって、勉強するわけではないからです。
  • 予習をさせたいなら、学校の授業がわからなくて悩んでいるタイミングで提案をする
  • テスト勉強や復習をさせたいなら、テストの点を上げたいと思う動機付けをする
こうした働きかけをすることが、勉強のやる気UPにつながるでしょう。

本日のまとめ

親子

「ひたすらゲームをしたい」という子どもには、基本的には生活リズムと学校の宿題の2点が守れれば許可してもいいでしょう。

ただし、許可するときには「この2つを守れなくなったら、ゲーム時間を減らす」などと約束しておくことが大切です。

ゲームを我慢して勉強を頑張らせたい場合、ゲームを減らすのではなく、勉強をやりたくなるような動機付けをするようにしましょう。

明日ですが、「発達障害の子どもの3つの特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!「ひたすらゲームしたい」にどう答える?

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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