先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
成績が良くなったと思ったら、次の塾のテストでガクンと下がったり、科目もいい悪いが安定しません。
中3ですが、これまで定期テストは約200人中20、30番くらいで比較的いい方です。
しかし塾では、毎回3教科で2000人中、真ん中くらいで上がりません。何か原因と対策はありますか?
学校での成績は良くても、塾での成績が良くないケースは、珍しくありません。
なぜ、このような状況になってしまうのでしょうか。実は原因を理解した上で対策を行えば、今よりもぐっと偏差値を上げられます。
内申点も今より大幅に上がるため、高校受験の合格率もUPするはずです。
中学校と塾のテストの違いとは?
はじめに、中学校のテストと塾のテストの違いをお伝えしましょう。
中学校の定期テストの場合は、範囲が決まっています。主に1週間~3ヶ月以内に学んだ内容から出題されるのが一般的です。
一方、塾のテストが模試タイプの場合、これまでに習った全ての範囲から出題されることが多いでしょう。
特に中3の場合は、中1~今までに習ったことが範囲です。そのため、この範囲を全てやらないと結果が出ません。
塾のテストの超効率勉強法
では、どのように勉強すればいいのか。模試タイプの塾のテストの勉強は、次の3ステップで行っていきましょう。
ステップ1は、「前回のテストを分析」です。どの範囲から出題されているかを、チェックしましょう。
直近で習ったところが多いのか、そうでないのかを知るだけでも勉強範囲が絞れるからです。
ステップ2は、「苦手分野の復習」です。ステップ1で分析した出題範囲すべてを勉強するのは、不可能です。
特に苦手な部分や忘れているところを、重点的に復習しましょう。
ステップ3は、「問題を解く練習」です。国語や英語の長文などは、時間との闘いです。時間を決めて、過去問を解く練習をしましょう。
塾と学校のテストの勉強スケジュール
塾と学校のテストのスケジュールが被ってしまったときは、どうすればいいのでしょうか。
この場合「学校のテスト」を優先させてください。内申点につながるため、高校受験の合格率に直結するからです。
そのため、定期テストの2~3週間前からは、学校のテストの勉強のみに集中しましょう。それ以外の期間で、模試対策を行えば大丈夫です。
模試対策は、学校の宿題⇒予習⇒復習をやった上で、余裕があれば行う程度でいいでしょう。
中3の場合は、受験勉強が塾のテスト勉強にもつながります。そのため、定期テスト期間以外は受験勉強を行っていくことが大切です。
本日のまとめ
塾の模試の勉強方法は、前回のテストを分析すること、苦手分野の復習を重点的に行うこと、問題を解く練習をすることが大切です。
時間を決めて、過去問を解いていきましょう。ただし、最優先は学校のテストです。定期テスト2~3週間前からは、学校のテスト勉強に集中しましょう。
明日ですが、「子どもの話を聞く3つのコツ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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